新型コロナウイルスに感染した場合に、自分の加入している保険が適応しているかどうか気になる人は少なくありません。
新型コロナウイルスによる肺炎を、疾病を保証する保険特約の保険金支払いの対象としている保険会社もあります。
本記事では保険会社3社の内容を徹底比較しますので、参考にしてください。(2022年8月26日現在)ただし、最新の情報につきましては、各保険会社にお問い合わせください。
この記事の目次
コロナは保険適応?
新型コロナウイルス感染症は、疾病を保証する保険特約の保険金支払い対象となっている保険会社は少なくありません。代表的な保険として、医療保険や所得補償保険などが該当します。
そのため、新型コロナウイルス感染症で入院した場合、疾病による入院給付金や死亡保険金の支払い対象となります。
医療機関の都合で入院できず、臨時施設や宿泊施設、または自宅等による療養になった場合でも、医師等の管理下におかれている場合、医師等の証明した期間について入院給付金として支払い対象となっている保険会社もあります。
なお、ケガ全般を保証する「傷害保険」は、新型コロナウイルス感染症の対象とならないため注意が必要です。
新しい保険商品について(販売停止商品)
各保険会社より、新型コロナウイルス感染症を対象とした保険を販売していましたが、中には既に販売停止となっているものもあるため、注意しましょう。
例えば、PayPay保険サービスでは2021年12月より販売していた、「コロナお見舞金保険」は、2022年8月に販売停止となっています。
大樹生命の新型コロナウイルス感染症などの感染症で入院した場合、一時金が受け取れる「おまもリーフ」は、2022年2月に販売停止となっています。
他の保険会社でも、販売停止となっている保険は少なくないため、加入前の確認は欠かせません。
新しい保険商品について(販売中の商品)
一方、太陽生命は2020年9月1日より「感染症プラス入院一時金保険」を販売しており、2022年8月20日現在、販売を継続しています。これは、新型コロナウイルス感染症などが原因で入院した場合、最高で60万円が受け取れるという保証内容です。(※1)
FWD生命においては、新型コロナウイルス感染症などの所定の感染症と診断された場合に一時金が受け取れる「FWR医療」を販売しています。(※2)
3社比較
画像:https://www.photo-ac.com/main/detail/24296920
ここからは、ソニー生命・プルデンシャル生命・FWD生命について比較します。なお、各社ともカスタマーサービスへの電話がつながりにくい状況となっているため、問い合わせする場合は時間に余裕をもって連絡してみましょう。
ソニー生命
ソニー生命では、PCR検査等の結果にかかわらず、医師により新型コロナ「陽性」と診断され、公的な証明書により証明された療養機関について、入金給付金の支払い対象となっています。医療機関の事情により自宅療養となった場合も、必要な書類を揃えれば請求可能です。詳しくはソニー生命までお問い合わせください。(※3)
プルデンシャル生命
プルでシャル生命では、新型コロナウイルス感染症の治療で入院したときはもちろん、新型コロナと疑われて入院し、検査の結果「陰性」と判定された場合も支払い対象となります。
医療機関の事情などにより臨時施設や自宅で、医師や保健所等の管理下で療養した場合も入院給付金の対象です。保険料の支払いには所定の証明書が必要となります。
医療費が発生するオンライン診療および電話診療は、通院給付金特約等の保障対象となる「通院」とみなされる点も把握しておきましょう。
2022年8月20日現在、新型コロナウイルス感染症にり患して死亡した場合「災害死亡保険金等」としての取り扱いは継続中です。詳しくはプルデンシャル生命までお問い合わせください。(※4)
FWD生命
FWD生命のコロナ入院給付金請求は、医療保険、疾病入院特約の不可をしている契約が請求対象となっています。がん保険や疾病入院特約がない契約は請求対象外となるため注意しましょう。
疾病入院給付金などは、疾病治療の目的とした入院に対して支払いがあるため、コロナの「陽性」判定は支払いの必須事項ではありません。また、医療機関の事情により、臨時施設や自宅で、医師や保健所等の管理下で療養した場合も入院給付金の対象です。保険料の支払いには所定の証明書が必要となります。
医療費が発生するオンライン診療および電話診療は、通院給付金特約等の保障対象となる「通院」とみなされる点も把握しておきましょう。
FWD健康サービスの「健康医療相談サービス」では、新型コロナウイルス感染症に関する相談も受付中です。サービス対象となる保険に加入している方は、利用を検討してみましょう。詳しくはFWD生命にお問い合わせください。(※5)
まとめ
新型コロナ対応の医療保険は数多くあります。疾病を保証する保険特約に加入している方は、確認しておくと安心です。
一方で、万が一の場合、保険の備えだけでは、不安だと感じる人もいるでしょう。そのような場合は、合わせて投資も検討してみてはいかがでしょうか。
リサーチオンラインでは投資に関するさまざまなお問い合わせにお答えしています。将来の備えに不安があり、投資に興味を持った方は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。