企業の寿命から考える転職のタイミング~会社倒産に備えて~

はじめに

「大企業に就職できれば定年まで安心して働ける!」そんな時代は終わりました。
 
平成30年の1年間で倒産した企業の数は8,235社。
そして倒産した企業の平均寿命は約24年。
23歳で社会人として働き始めて65歳で退職する就労期間は42年。
 
つまり全ての人が人生で一度は転職をする必要がある時代に生きているということです。
 
この記事では、
 
・なぜ転職する必要があるのか
・企業の寿命とはなにか
・企業倒産による転職の対策
 
上記の点についてわかりやすく解説していきます。
ある日突然、勤務先の会社の倒産を知らされるかも知れません。
そのような場合でも冷静に対処できるように、この記事を読み進めて予備知識を取り入れておいてください。
 

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企業の寿命から考える転職の必要性

なぜ転職を考える必要性があるのか

新卒で入社した会社で定年まで勤めあげる、転職を繰り返すのはダメなことだ、こういった価値観はもはや過去のものになっています。
時代はまさに職業選択のパラダイムシフト(価値観の変化)の真っ最中という状況ではないでしょうか。
 
コロナショックによる緊急事態宣言が出されて以降、会社に出勤しなければならないという固定概念が壊されました。
それに伴って、人が集まって会議をしたり、対面で商談をすることにも疑問が生まれました。
ビジネス上で人と会うには、それなりの理由が必要になりつつあります。
 
オンラインで済むことはオンラインで済ます。
これも一つのパラダイムシフトです。
 
転職についても価値観や理解が変わってきています。
転職は誰もが直面する人生の課題になりました。
なぜなら、誰もが人生で一度は転職しなければならない状況になったからです。
 

企業の寿命が就労期間より短いという事実

企業の寿命は30年で尽きるという見解があります。
創立期~拡大期~充実期~衰退期を1サイクルとすると大体30年がめどとなります。
 
創立期~拡大期:ビジネスのビジョンが明確で成長が著しい時期
充実期:ビジネスとしての拡大は落ち着き、設備投資や福利厚生に注力
衰退期:ビジョンが明確でなくなり販路拡大などが困難になる。新規事業の立ち上げも困難な状況
 
冒頭でも書きましたが、倒産した会社の平均寿命は約24年、そして倒産した企業の
かずは8000社以上です。
 
ここまでお読みいただいて、人生において一度は転職する必要性があるということがお判りいただけたのではないでしょうか。
それはあなたも例外ではないでしょう。
 
終身雇用は崩壊したというニュースやトピックを見聞きしてもいまいち実感がなかったかも知れませんが、これは現実です。
いつこのような事があなたの身に起きても、動じないで済むようにできる対策を考えておきましょう。
 

会社倒産による転職に備える対策

定期的に求人サイトや転職エージェントサイトをチェックしておく

転職を意識していないときに転職サイトをチェックしている人はあまりいらっしゃらないと思いますが、定期的にこういったサイトを見ておくことをおすすめします。
 
なぜなら、今どういった業界、職種で人材が不足しているか、どういうスキルを持っている人材が求められているかを把握しておく必要があるからです。
転職市場のニーズを把握しておくことで、自分がどういう方向の知識やスキルを身につけておくべきかがわかります。
 
ネットサーフィンするついでに求人サイトや転職エージェントサイトもチェックしておきましょう。
 

スキルを身につける

今働いている会社で使うスキルを磨くのは当然のことですが、本業とは関係のないスキルを身につける必要があります。
 
同じ会社に長く勤めていると陥りがちですが、その会社内の業務はエキスパートでも、社外的なスキルはゼロという状態です。
勤め先の業務の仕様に浸かってしまい、新しい技術を受け入れる柔軟性がなくなってしまうと転職先を探すのにも苦労しそうですね。
 
「本業で使っていたスキルのほかに、こんなこともできます」とアピールできるものがあると転職もうまくいくでしょう。
 

情報のアンテナを立てておく

会社勤めをしていると、社内のニュースには敏感でも世間のニュースには疎くなりがちです。
これからどの産業が伸びていくのか、どういったスキルを持っていれば貴重な人材になれるのか、こういった知識を持っているのといないのでは社会人としてのレベルにも差がつきます。
 
では、どうしたら人と違う情報を手に入れることができるのか?
答えは簡単。多くの人が見ていないニュースをチェックすることです。
テレビや大手ネットニュースでは、芸能ニュースがトップに上がっていることが多いですよね。
 
そこで、ビジネスマンからの評価が高いニュースアプリを使ってみることを提案します。
内容までじっくり理解しようとすると難しく感じますが、毎日のニュースのタイトルを見るだけでも徐々に慣れてきます。
 
これを継続していけば自然と情報の感度も高まって、有益な情報を取り入れていけるようになります。
 

副業を始める

政府が副業を解禁したこともあり、じわじわと副業ブームが広がっています。
本業を生かしたものや、全く違ったジャンルなど取り組む内容は人それぞれですが、共通しているのは、自分で収益を生み出す力を身につけようとしていることです。
 
会社に雇用されていれば、フルコミッション制の給料体型でない限りは出勤すれば給料が発生します。
そしてそれが会社員の最大の利点でもあります。
 
ですが、会社という後ろ盾がなくなってしまうと、自分でお金を稼ぎ出す術がありません。
何の武器も持っていない状態で転職市場に投げ出されるようなものですね。
そうなってから慌てないためにも、何かしらの副業を始めて、自分の力でお金を稼げる状態にしておくと安心できます。
 

フリーランス的思考を身につける

前項の副業にも共通している部分ですが、自分で収入を得られる力があれば会社に雇用される必要はありません。
大企業でも定年までは雇用されない、ましてや中小企業は30年ほどで倒産する可能性が高いとなると、企業に雇用されているメリットも少ないのではないでしょうか。
 
かつては年功序列で給料も職位も上がっていき、終身雇用で安定も保証されている、そして定年まで勤めれば退職金で老後も安心して生活できる、これが会社員としての特権でした。
今日の状況を見るに、社員の一生の面倒を見るほどの体力がある企業はごく少数です。
 
定年前に会社を辞めなければならない日が来るのであれば、最初から就職せず、契約社員とフリーランスのかけ合わせで生きていくというようなスタイルももっと一般的になっていくのではと考えられます。
 

会社倒産による転職に備える対策:プライベート編


ここからは、もし勤め先の会社が倒産してもダメージを最小限でとどめるためにできる対策のプライベート編を紹介していきます。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
 

生活レベルを上げない

給料が上がるとそれに引きずられて生活レベルも上げてしまいがちです。
給料ぎりぎりまで生活レベルを上げるのは考えものです。
 
なぜなら、一度上げた生活レベルを下げることとがても難しいからです。
生活レベルが高いまま転職活動を始めると、求める給料が高くなる分、転職のハードルも高くなります。
年齢が高くなれば生活レベルも高くなりますが、それと反比例して転職先は少なくなります。
 
カツカツまで切りつめた生活をすることもありませんが、お金の心配を抱えたまま生活レベルを上げることには注意が必要です。
 

会社以外のコミュニティに所属しておく

ここでいうコミュニティとは、ビジネス的な要素を含んだもののことです。
もちろん地元の遊び仲間や飲み仲間も大切ですが、それらとは違ったベクトルのコミュニティに所属しておきましょう。
投資コミュニティや不動産関係のコミュニティ、動画配信やセミナーなどなど、何かしらビジネスチャンスにつながる可能性のあるコミュニティに参加しましょう。
 
もしあなたの勤務先が倒産して転職をしなければならない状況になっても、コミュニティからの助け舟が期待できます。
また、コミュニティ活動からヒントを得て自分のビジネスを始めることもできるかも知れません。
 
自分の所属先として、これまでは勤務先の企業が大きなウエイトを占めていましたが、これからはコミュニティがその代わりになっていくのではないかと推測されています。
これもパラダイムシフトのひとつですね。
 

読書などの学びを継続する

時代の変化に対応していくために、社会人になっても学びを続けていく必要があります。
勉強と言っても英単語をおぼえたり、数学の問題を解いたりすることではありません。
本を読むだけでも十分です。
 
日本の社会人の平均勉強時間は先進国の中で最下位という残念なデータがあります。
それによると、日本の社会人の一日の平均勉強時間は6分。
つまり、あなたが毎日30分、本を読むだけで周りの人より5倍も学んでいることになります。
 
これはあなたが突然転職をしなければならない状況になったときに、とても有利に働くのではないでしょうか。
 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事では、
 
・なぜ転職する必要があるのか
・企業の寿命とはなにか
・企業倒産による転職の対策
ということについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
 
これまでは生涯、ひとつの会社で勤め上げた人が立派だという価値観が主流でした。
これからはいくつかの会社や職種、業種を渡り歩いてきた人に価値があるとされる時代になるのではないでしょうか。
 
今後、あなたの身にも起きるかもしれない転職。このイベントを自分を成長させるチャンスだと捉えられるよう、今から対策をとっておきましょう。

 

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