ロッテがロッテリアの株をゼンショーホールディングスに売却!ゼンショーホールディングスってどんな会社?

2023年2月16日、ロッテはハンバーガーチェーン「ロッテリア」の株式を外食最大手の「ゼンショーホールディングス」に売却することを発表しました。ロッテの外食産業を支えていたロッテリアの売却に、経済界からは驚きの声が挙がりました。

 

今回の報道に、「ゼンショーホールディングスってどんな会社?」「ロッテリアはどうなるの?」と疑問を持った方も多いでしょう。外食最大手と評されるゼンショーホールディングスとはどういった会社なのでしょうか。

 

今回は、ロッテリアを買収したゼンショーホールディングスの概要・歴史・展望について解説します。ゼンショーホールディングスの全容とロッテリアの今後について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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ゼンショーホールディングスとは

ゼンショーホールディングスとはフードサービスチェーンの経営、販売システム・食材加工システムの開発を行っている会社です。設立以降、子会社の立ち上げや企業の買収を繰り返しながらグループ店舗を全国規模へ拡大し、飲食業界の中でも最大手企業へと成長しています。グループ店舗数は2022年3月末で10,078店舗と非常に大規模です。

 

ゼンショーホールディングスは、誰もが行ったことがある・食べたことがある有名チェーン店をいくつも経営しています。代表的な店舗は以下のとおりです。

 

  • すき家
  • なか卯
  • はま寿司
  • ビッグボーイ
  • ヴィクトリアステーション
  • ココス
  • ジョリーパスタ

 

売り上げは牛丼カテゴリーが35.3%、レストランカテゴリーが13.6%、ファストフードカテゴリーが22.9%と飲食カテゴリーで全体の7割を記録しています。

 

このほか、地域密着型のスーパーマーケットチェーンなどの小売事業や、高齢者向け住宅、介護サービスを提供する介護事業なども行っています。

 

2022年3月末時点で15,929名もの社員を抱えており、大企業の一つといえるでしょう。

 

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ゼンショーホールディングスの歴史

ゼンショーホールディングスは、1982年6月に神奈川県横浜市鶴見区で設立し、その後2001年に現在の港区へ移転しました。

 

1982年に横浜で「ランチボックス」という弁当屋を設立し、飲食業への道を歩み始めます。同年11月には現在も展開する牛丼屋「すき家」を開店。その後は着々と業績を残し、1999年9月に東京証券取引所第二部市場へ上場しました。2002年10月には株式会社はま寿司を設立。以降もさまざまな会社を設立しました。

 

2011年10月には事業のグローバル展開のため持株会社体制に移行し、社名を「株式会社ゼンショーホールディングス」へ変更。現在の体制をスタートさせます。近年では「かつ庵」「オリーブの丘」を設立し、和洋さまざまな分野へ飲食サービスを展開しています。

 

ホールディングス化の背景としては、多くの企業の買収が挙げられるでしょう。ゼンショーは多くの企業を買収し、グループ展開することで力をつけてきました。買収してきた企業の代表例は以下のとおりです。

 

  • ココス:2000年7月に株式を取得
  • ビッグボーイ:買収した株式会社ココスジャパンを通して2002年12月に株式を取得
  • なか卯:2005年3月に株式を取得
  • ジョリーパスタ:2007年3月に当時の株式会社サンデーサンの株式を取得

 

上場以降の2000年代に、飲食チェーン店を相次いで買収しました。上場時に48億円の増資を募ったことで豊富な資金力を得たため、数々の会社買収が実現したのです。

 

ゼンショーホールディングスは、自社で設立した飲食業の会社と、買収で取得した飲食業会社で店舗を全国に展開し、売り上げを伸ばしていきました。2007年7月にはすき家が47都道府県で出店を記録し、飲食業界の最大手へと昇り詰めたのです。

 

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今後の展望

ゼンショーホールディングスがロッテリアを買収したことで、今後どのようなことが起こるのでしょうか。ロッテリアの今後の展望としては、以下の点が重要になるでしょう。

 

  • 収益の拡大
  • ゼンショーのノウハウ享受

 

収益の拡大については、マクドナルド・モスバーガーへの肉薄が期待されます。ロッテリアの業績はハンバーガー業界では比較的優秀で、1位のマクドナルド、2位のモスバーガーに次ぐ3位につけています。しかし、2018年〜2022年の5年間の決算は非常に不安定でした。

 

決算年 純利益 利益剰余金
2022年 7億5600万円 ▲19億4000万円
2021年 ▲4億5000万円 ▲26億9700万円
2020年 100万円 ▲22億4600万円
2019年 1億9100万円 ▲22億4800万円
2018年 ▲8億4600万円 ▲20億5600万円

 

純利益がプラスとマイナスを行き来しており、なかなか安定した収益を出せずにいました。ロッテリアがゼンショーの傘下にわたったことで収益を拡大できるかが、今後注目を浴びることとなるでしょう。

 

ゼンショーのノウハウ享受については、以下の2点からゼンショーのノウハウを活かせるのではないかと期待されているようです。

 

  • ゼンショーがかつてファストフードチェーン「ウェンディーズ」を経営していたこと
  • ココスやビッグボーイでハンバーグを提供していること

 

特に材料調達や店舗運営のノウハウを共有することで、サービスのクオリティアップが期待されています。今後の商品展開などに注目したいところです。

まとめ

ここまで、ロッテリアを買収したゼンショーホールディングスの概要・歴史・展望について解説しました。

 

ゼンショーホールディングスはいくつもの有名チェーン店を運営する飲食業界最大手の企業です。ロッテリアの不安定な経営が、ゼンショーホールディングスの手腕によって回復・安定することを期待しつつ、今後の動向を見守りましょう。

 

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