ついにオープン!ジブリパークの経済効果はどのくらい?

2022年11月1日、愛知県の「愛・地球博記念公園」内にジブリパークが開園しました。『となりのトトロ』や『もののけ姫』など、スタジオジブリの世界観が見事に再現されていると話題になっています。

 

本記事ではジブリパークの経済効果を中心に解説します。無料エリアについても触れますので、なかなか有料エリアのチケットが取れずにどうしようかと迷っている方は、参考にしてください。

ジブリパークとは

ジブリパークは愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)」内にオープンした大きな公園です。

 

大きなアトラクションや乗り物などはありません。ジブリ映画に登場した建物などがいくつもあり、森や道を歩きながら、ジブリの世界を体感できる場所となっています。

 

『天空の城ラピュタ』で見た「天空の庭」や『となりのトトロ』の世界を表現した「猫バスルーム」など、さまざまなジブリの世界を味わえるパークです。

有料エリア

有料エリアでは現在、「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3つを楽しめます。2023年の第2期オープンで「もののけの里」と「魔女の谷」が追加予定です。

 

有料エリアは現在、日時指定の完全予約制となっています。エリアごとに入場チケットが必要で、チケットの種類は以下の3種類です。

 

2022年11月、12月のチケットは上限に達したため販売終了しています。2022年11月10日より、2023年1月分の先着順・2月分のチケットが販売されます。

 

また、2023年1月までと2月以降でチケットの種類が変わるため、ご注意ください。

2023年1月まで 平日 土曜・日曜・休日
ジブリの大倉庫 大人:2,000円子ども(4歳~小学生):1,000円 大人:2,500円子ども(4歳~小学生):1,250円
青春の丘 大人:1,000円子ども(4歳~小学生):500円
どんどこ森 大人:1,000円子ども(4歳~小学生):500円
2023年2月~(先着順) 平日 土曜・日曜・休日
「青春の丘」「ジブリの大倉庫」セット券 大人:3,000円子ども(4歳~小学生):1,500円 大人:3,500円子ども(4歳~小学生):1,750円
「ジブリの大倉庫」 大人:2,000円子ども(4歳~小学生):1,000円 大人:2,500円子ども(4歳~小学生):1,250円
「どんどこ森」 大人:1,000円子ども(4歳~小学生):500円

無料エリアはある?

「愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)」は、ジブリパークの有料エリア以外は無料で楽しめます。つまり、公園内の有料エリア以外は、無料で楽しむことが可能です。(※3)

 

有料エリア外に、ジブリをイメージしたものとして「エレベーター党」や「稲楼門(とうろうもん)」などがあります。無料エリアにある「ロタンダ風ヶ丘」では、ジブリグッズの購入も可能です。

ジブリの経済効果は?

ここで、2022年10月30日現在の日本映画の興行収入についてみていきましょう。(※4)

 

1位:劇場版『鬼滅の刃』無限列車編 404.3億円

2位:千と千尋の神隠し:316.8億円

3位:タイタニック:262.0億円

4位:アナと雪の女王:255.0億円

5位:君の名は。:250.3億円

6位:ハリー・ポッターと賢者の石:203.0億円

7位:もののけ姫:201.8億円

8位:ハウルの動く城:196.0億円

9位:ONE PIECE FILM RED:177.4億円

10位: 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!:173.5億円

 

『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』『ハウルの動く城』と、日本歴代興行収入ベスト10の中に3本のジブリ作品が入っています。このことからも、ジブリの経済効果は大変高いといえるでしょう。

 

また、ジブリの経済効果は、映画の興行収入だけでなく、DVDやBlu-ray、関連商品の販売などにも及びます。

ジブリパークの経済効果の予測は?

愛知県ではジブリパークの経済効果を、「年間180万人が訪問し、年間480億円になる」と見積もっています。(※6)

 

ジブリパークは一般的なテーマパークにあるような、乗り物やアトラクションはありません。来場者は、再現された世界の中を自分のペースで歩きながら、再現されたジブリの世界を楽しめるでしょう。

 

新型コロナウイルスの水際対策が、10月31日をもって大幅に緩和されました。円安効果もあいまって、外国からの観光客が増えれば、ジブリパークの人気はさらに高まると予測されています。

 

中京圏の新しい観光の目玉として、国内・海外からの旅行客の増加が期待されている新スポットです。

http://research-online.jp/all/life/14211/

http://research-online.jp/all/economy/14838/

まとめ

新しくできたジブリパークに、早く行ってみたい人も多いのではないでしょうか。ジブリパークに行く前にお気に入りの映画を見直しておくと、より一層パーク内を楽しむことができるでしょう。

 

なお、2022年11月現在、チケットは日時指定の完全予約制となっています。無料エリアもあるため、チケットが手に入れられない場合はそこだけ楽しみに行くことも可能です。

 

ジブリパークの経済効果は480億円と試算されており、地元の自治体への訪問客増加が期待されています。円安の影響もあり、今後、海外からの旅行客も増えるのではないでしょうか。

 

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