本から学ぶ投資「金持ち父さん貧乏父さん」

世界中でベストセラーとなった「金持ち父さんと貧乏父さん」。この記事では「金持ち父さんと貧乏父さん」を通して、お金持ちになるための教訓や心構えについて紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。

どんな本?

「金持ち父さん貧乏父さん」とは、ロバート・キヨサキ氏が書いたストーリー形式のビジネス書です。初版は2000年、発行されてから22年経った今でも、投資の基本が学べるとして、世界中の多くの人に親しまれています。

貧乏父さんと金持ち父さんの違い

本書で登場するのは、貧乏父さんと金持ち父さんのふたり。彼らの違いは以下の通りです。

貧乏父さん

  • 高学歴
  • 給料が出るとすべて使ってしまう
  • 働いて収入を得ている、いつもお金がない
  • お金を得るために働いてる

金持ち父さん

  • 大学どころか高校も卒業していない
  • 勤勉でよく働き、人を引きつける魅力をもっていた
  • 自分のためにお金を働かせる

高学歴でも、お金の知識がなければお金持ちにはなれません。著者のいうラットレースにまきこまれてしまうからです。

ラットレースとはどんな状態?

ハムスターのゲージに取り付けられる「回し車」をご存じでしょうか?中にハムスターが入って走りだすと、くるくるとものすごい勢いで回る、運動のためのものです。

中に入ったハムスターは必死に走りますが、固定された回し車は勢いよく回るものの、前には進みません。

  • いくら働いても、財産がつくれない
  • 自分ではなく誰かのために働いている
  • 誰かとは、勤務先のオーナーや株主、銀行・ローンを組んでいるクレジット会社など

毎月決まって入ってくる給料をそのまま使っている状態は、回し車の中で走り続けるハムスターと似ています。

金持ち父さん貧乏父さんの教訓

著者のいうお金持ちになるためには、まずラットレースからおりていかなければなりません。そして金持ち父さんは、資産と負債について理解することが大事といっています。

  • 資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの
  • 負債とは、あなたのポケットからお金を取っていくもの

負債を持たないようにし、資産を増やすことに集中すればお金持ちになれるのは理解できますね。このなかで特に大事なのは、自分の財産の状態を把握できることだといっています。

私たちにもできること

金持ち父さんのようになるため、私たちは以下の6つを心がけてみましょう。

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. リスクをとる
  4. 起業する
  5. 節税の方法を身につける
  6. 家計のバランスシートを作り、資産と負債を管理する

1.収入を増やす

働きながら収入を増やすには、2つの方法が考えられます。

  • 転職して収入を増やす
  • 仕事を続けながら投資をおこなう(株式投資や不動産投資など)

手っ取り早いのは転職して給料を増やすことですね。今の仕事を気に入っていて続けたいなら、次で紹介する支出を減らすのもいいでしょう。

2.支出を減らす

支出を減らすことは、収入を増やすよりもすぐに実行しやすいですね。たとえばスマホのプランを格安SIMに変更すれば、生活レベルを落とさずに節約が可能です。

固定費の見直しは、支出を抑えるのにもっとも効果が高いため、ぜひ試してみてください。

3.投資でリスクをとるに挑戦

銀行や郵便局で貯金をしているだけなら、投資を考えてみましょう。ネットで証券会社の口座を作り、少額から投資信託や株を購入してみることで、お金の動きへ敏感になります。

たとえば、NISAやiDeCoといった制度を利用して投資信託をおこなってみるのもいいでしょう。この2つの制度は、投資にかかる税金も免除されているため、節税にもなります。

実際に取引をおこなうと、世界情勢や企業の情報に関心が高くなり、自然と経済の知識も身につきますよ。

4.副業で起業に挑戦してみる

会社員の収入は安定していますが、そのままではお金持ちへのハードルは高いでしょう。高収入のサラリーマンでも、年収2,000万円以上稼ぐのは難しいです。

安定した会社員のまま稼ぐには、副業でフリーランスに挑戦してみてもいいでしょう。起業すれば、会社員よりも節税対策もできるため、高収入を目指しているなら検討するのもいいかもしれませんね。

5.節税の方法を身につける

日本の税金は累進課税のため、稼げば稼ぐほど税金を多く納めなくてはいけません。

特に年収2,000万円以上になると、収入の4割近くを税金へとられることになります。節税の知識は、お金持ちには必須です。税金の優遇されている制度をしっかりと覚えておきましょう。

たとえば会社員でもできる減税として、人気なのが「ふるさと納税」です。ふるさと納税を利用して任意の自治体へ寄付ができ、自治体からは、お礼の返礼品が送られます。返礼品は地域によって様々で、お米や果物や牛肉などの特産品が多いようです。中には人気の家電品や旅行券などもあります。

寄付金のうち2,000円を超えた分について、翌年の所得税の還付や住民税の控除とお礼の返礼品も受け取れるため、やって損はありません。

6.家計のバランスシートを作って自分の資産と負債を管理

自分の家計状態を把握していなければ、お金持ちになるのは難しいでしょう。特に注意しなければならないのは、クレジットカードやローンなどの借り入れです。

クレジットカードは気軽に使えるため、借金という意識が低いと言われます。現在利用している金額がどのくらいあるのか、この機会に確認してみましょう。

http://research-online.jp/all/save/14243/

まとめ

金持ち父さんと貧乏父さんは2000年に発行されたビジネス書です。わかりやすく書かれているため、女性でもとりかかりやすいでしょう。

また多くのシリーズ本も発行されているため、気になったら読んでみてはいかがでしょうか?

リサーチオンラインでは、投資に関する様々な情報を提供しています。わからないことについても丁寧にお答えしていますので、気軽にお問い合わせください。

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