NTTデータは、2024年3月期の連結売上高が4兆1000億円になる見通しの会社です。(※1)
もし、実際に連結売上高が4兆1000億円になった場合は、富士通を抜いてNTTデータが国内最大規模のIT企業です。(※1)
そんな国内最大規模になる可能性のあるNTTデータがどのような企業であるのかと気になっている方も多いでしょう。
そこで今回は、NTTデータの概要、歴史、今後の展望について解説します。NTTデータに関して興味のある方は、本記事を参考にしてください。
NTTデータってどんな会社?
NTTデータとは、東京都江東区豊洲に本社を置くNTTグループ主要5社のうちの1つです。(※2)NTTデータは、コンサルティングからシステムの運用に至るまで世界の50ヶ国以上でITサービスを提供しています。(※3)
例えば、NTTデータは日本の企業の海外進出を手助けしたり、医療画像を自動解析して患者の異常を検知するシステムを構築したりしています。
このようにNTTデータは、さまざまな国々で役立つシステムの開発に携わっているIT企業です。
NTTデータの歴史
NTTデータの歴史は、以下のようになっています。(※4)
年代 | 沿革 |
1967年 | 日本電話電信公会にデータ通信部を設置する |
1985年 |
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1988年 | NTTデータ通信株式会社が発足される |
1990年 | 米国支店が設置される |
1991年 | 英国支店が設置される |
1992年 | 本社所在地を東京都江東区豊洲へ移転する |
1993年 | 1993年デミング賞実施賞を受賞する(総合品質管理の進歩に功績のあった民間の団体へ授与されている経済学の賞) |
1994年 | 香港支店が設置される |
1995年 | 東京証券取引所市場第二部が上場する |
1996年 |
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1998年 |
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1999年 | 「ISO14001(環境を保護したうえで企業の環境パフォーマンスを向上させることを目的としたマネジメント規格)」の認定を取得する |
2001年 | 情報セキュリティ管理の国際規格「BS7799」を国内で初めて取得する |
2002年 | 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度を取得する |
2003年 |
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2004年 | 積水化学工業と資本提携を結ぶ |
2005年 |
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2006年 |
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2007年 |
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2008年 | 「テレワーク」を本格制度化する |
2009年 |
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2010年 | 「ロボティクスインテグレーション」を社内に設置する |
2011年 |
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2013年 | 経済産業省が主催する「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞する |
2018年 | 連結売上高が2兆1,000億円を達成する |
2020年 | 小学生向けIT企業の新ブランド「NTTデータアカデミア」を開始する |
2021年 | 社会全体のグリーン化を推進させる「グリーンイノベーション推進室」を発足する |
上記の表を参考にし、NTTデータの歴史について理解を深めてください。
今後の展望
NTTデータが策定した2022~2025年度の中期計画表では今後の展望として、以下のような目標を設定しています。(※5)
- 連結売上高4兆超え、連結営業利益率10%、営業利益は約4,000億円
- 企業や業界の枠を超えた業際連携を実現させて革新的なサービスを創出
- 各分野にコンサルティング専門組織を立ち上げて顧客のサポート
- 自ら提案や発信をするビジネスモデルへ変更
- 先進技術活用力とシステム開発技術力を強化
- 人材や組織力の最大化
上記の内容を理解し、NTTデータの今後の展望について理解を深めましょう。
まとめ
NTTデータは、東京都江東区豊洲に本社を置くNTTグループ主要5社のうちの1社です。NTTデータは、数多くの国々がより過ごしやすい毎日を送れるようにシステムの開発や提供をしています。NTTデータについて理解を深めたい方は、本記事を参考にしてください。
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