みんな気付いてた?電車賃が値上げしていたこと!どれくらい上がったか見てみよう

日本全国を走っている電車は、我々の移動手段に必要な交通機関のひとつです。交通費を支払う必要があるため、電車賃の変更が気になる方もいるでしょう。

 

この記事では、値上げした主な路線と理由について紹介します。安く乗る方法も取り上げるため、電車を使う方は参考にしてみてください。 

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値上げした主な路線

2023年の電車賃改定により、値上げを決定した代表的な鉄道会社は以下のとおりです。

 

  • JR東日本および西日本
  • 東急電鉄
  • 西日本鉄道

 

無論、上記以外にも値上げしたところは数多くあります。まずは、この3つの鉄道会社がどのように改定されたかを解説します。

JR東日本・西日本:東京・大阪電車特定区間内で10円値上げ

JR東日本では、2023年3月18日に電車賃改定がなされました(※1)。改定の対象は、東京電車特定区間内です。この区間において、普通運賃が10円加算されます(※2)。JR東日本の通勤定期の加算額は次のとおりです。(※3)

  • 1か月分…280円
  • 3か月分…790円
  • 6か月分…1,420円

 

JR西日本も、大阪電車特定区間内で電車賃の変更がありました。区間ごとに普通運賃の加算額を押さえてください。(※4)

  • 大阪〜京都…10円
  • 大阪〜高槻…30円
  • 大阪〜神戸…50円

 

西日本の通勤定期がどの程度加算されるかを表にまとめます。(※5)

期間 大阪〜京都 大阪〜高槻 大阪〜神戸
1か月分 300円 910円 1,530円
3か月分 900円 2,640円 4,400円
6か月分 6,340円 7,510円 10,830円

 

ほかにも特定運賃が細かく変わっているため、しっかりと確認してください。

東急電鉄:普通運賃10〜60円値上げ

東急電鉄は、2023年3月18日に東急新横浜線開業とあわせて値上げしました(※6)。上がり幅は、距離によって異なります。変更後の加算額がこちらです。(※7)

距離(一部抜粋) 加算額
1〜3km 切符…10円

ICカード…14円

21〜25km 切符…30円

ICカード…37円

51〜56km 切符…60円

ICカード…60円

 

さらに、均一制の世田谷線でも次のように改正されました。(※8)

  • 1円単位運賃…147円→160円
  • 10円単位運賃…150円→160円

 

路線や距離ごとに細かく変更されているため、利用する前にしっかりと確認してください。

西日本鉄道:普通運賃10円値上げ

西日本鉄道では、2023年3月27日に運賃改定が行われました(※9)。こちらもバリアフリーの整備を進めるべく、多めに支払ってもらう狙いです。普通運賃では、全線一律で10円値上げしています(※10)。通勤定期の値上げ幅は次のとおりです。(※11)

  • 1か月分…370円
  • 3か月分…1,050円または1,060円
  • 6か月分…1,990円または2,000円

 

天神大牟田(てんじんおおむた)線と貝塚線が対象となっています(※12)。

 

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値上げした理由

電車賃が値上げした背景には、さまざまな要因があります。ここでは、考えられる理由について詳しく紹介します。

バリアフリーを整備するため

各鉄道で電車賃が値上げした理由は、バリアフリーの整備です。電車は生活に必要な公共交通機関であるため、障がいのある方でも安心して利用できる状態にしなければなりません。主なバリアフリーとして、以下の例が挙げられます。

 

  • 点字ブロック
  • エレベーター
  • 多機能トイレ
  • 音声案内

 

バリアフリーをできる限り多く設置するには、多額の予算が必要です。費用を捻出するために、乗客にも協力してもらう狙いがあります。

コロナ禍による乗客の減少

電車賃が値上げしたもう1つの理由として、コロナ禍による乗客の減少もあると考えられています。コロナ禍からリモートワークが推進され、電車を利用する人が少なくなりました。

 

2019年は利用者数が250億人以上に達していたものの、2021年では約188億人となっています(※13)。バリアフリー化を目指す一方で、経営体制を整えるといった目的もあるかもしれません。

 

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少しでも安く乗る方法

電車を安く利用する方法のひとつが「おトクなきっぷ」を購入することです。例えば、JR仙台駅からJR福島駅まで、片道で1,340円(往復2,680円)かかります(※14)。一方で、おトクなきっぷの金額は往復で1,560円です(※15)。このような切符は、さまざまな地域で見られます。

 

交通系ICカードを利用する方も、通常より安く乗れるケースがあります。しかし、どの路線でも必ず安くなるわけではありません。切符の金額は、10円単位から決められます(※16)。運賃(税込)の一の位を四捨五入した値です(※17)。

 

一方で、交通系ICカードは1円単位で精算されます。運賃(税込)の小数点以下を切り捨てた状態で算出します(※18)。双方の関係を表でまとめてみました。

 

運賃142.5円 運賃147.5円
金額

切符…一の位を四捨五入

ICカード…小数点第一位を切り捨て

切符…140円

ICカード…142円

切符…150円

ICカード…147円

 

ただし、首都圏の切符は一の位を切り上げ計算します(※19)。少しでも安く利用したい方は、各計算方法を押さえておくといいでしょう。

http://research-online.jp/all/save/15452/

http://research-online.jp/all/save/16159/

http://research-online.jp/all/save/15935/

まとめ

普段の生活で使う機会の多い公共交通機関も、状況に応じて金額が細かく変わります。生活費を管理する際には、こうした情報にも目を通した方が賢明です。

 

電車を利用するときは、少しでも安くなる方法を探してみましょう。リサーチオンラインでは、投資や資産運用などで資産を増やす方法などを発信しています。公式ラインからお気軽にお問合せください。

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