総務省も電気通信事業法上の重大な事故と苦言!楽天の通信障害が発生!

9月におきた楽天モバイルの通信障害は、総務省の定義する「重大な事故」に含まれます。スマホが使えなくなるだけなく、社会にも大きな影響を与える通信障害について紹介します。

今年は楽天モバイル以外にも、「重大な事故」とする通信障害が2件発生しています。ぜひ最後まで読んでください。

楽天の通信障害について

2022年9月4日10時58分ごろ、楽天モバイルで通信障害が発生しました。障害の状況は、通話やデータ通信が利用しづらくなるもので、影響範囲は全国に及んでいます。

楽天モバイルの公式発表によると、通信障害の規模は130万回線におよび、13時26分ごろに復旧が完了しています。通信障害発生から復旧までに約2時間半かかりました。

総務省の定義する「重大な事故」とは

総務省は「重大な事故」を以下の条件で定義しています。該当する場合、企業は30日以内に詳細を総務省へ報告しなければなりません。

  • 発生より2時間以上、かつ3万人以上に影響が及んだ場合
  • とくに緊急回線を取り扱っている場合、「2時間以上→1時間以上」に基準が厳格化
  • 「影響範囲が10万人以上」は、緊急通報の有無を問わずに「1時間以上」

9月4日におきた楽天の通信障害は「時間と規模」どちらも基準を満たしているため「重大な事故」となります。

通信障害の理由は「ネットワーク設備の再起動に伴うトラフィックの輻輳(ふくそう)」

トラフィックとは、通信回線で一定期間内に転送されるデータ量のことを言います。また輻輳(ふくそう)とは、インターネット回線や電話回線にアクセスが集中することを指します。

9月4日の楽天モバイルの通信障害は、以下の手順で起きたものでした。

  1. 楽天モバイルネットワークを整備後に再起動
  2. 再起動後にアクセスが集中し、大量のデータ量が増えて電波障害が発生

今年「重大な事故」にあたる通信障害を起こした企業

2022年の総務省が規定する「重大な事故」に該当する通信障害は、3件おきています。楽天モバイルのほかに通信障害を起こした企業は、以下の2つです。

  • 7月2~5日:KDDI(au)
  • 8月25日:NTT西日本

とくにKDDIでおきた通信障害は、復旧までに3日かかり、大きなニュースとなりました。

KDDI:2022年7月2日~5日

影響があったのは2,316万人におよび(総務省発表)過去最大規模になっています。(※1)

auの公式によると、通信障害の原因は「VoLTE交換機でトラフィックの輻輳が生じた」と発表しています。VoLTE交換機とは、高速データ通信のLTE上で音声通話ができるようにする技術です。

LTEはスマートフォンや携帯電話の通信規格の一つで、利用者の多くが現在利用している規格のひとつです。

NTT西日本:8月25日

8月25日に、NTT西日本の提供するインターネットサービス「フレッツ光」で通信障害が発生しました。障害の影響を受けたのは、最大で63万件となりました。

通信障害の原因は、伝送装置(ルータ間を接続する通信設備の故障)にあったようです。障害の落ちた地域は1府13県におよび、西日本全域で9時45分から14時44分までつながりにくい状況が発生しました。

通信障害によって起こった影響

通信障害によって起こる影響は、その通信会社と同じネットワークを利用しているところでも同様に起こります。

例えば7月におきたKDDIの通信障害は、同じ系列のUQmobileやpovoでもおきています。またau回線を利用している格安SIM数社とauのローミングを受けていた楽天モバイルも同様でした。

通信障害による影響はスマホだけにとどまらず、さまざまな業種や生活インフラにも影響しています。

  • 物流関連(ヤマト運輸・日本郵便)
  • 自動車関連(トヨタ自動車・マツダ・スズキ)
  • 天気(気象庁で観測データを収集できない)
  • 金融(一部のATMが未稼働)
  • 交通(バスロケーションシステムの案内停止)

上記は影響があった一例となります。

通信会社は結局どこがいいの?

通信障害は、一部の通信会社でおきるものではありません。2018年にソフトバンク、2021年はNTTドコモでもおきています(※2・※3)。

どちらも「重大な事故」として総務省が指導したことを公表しています。この状況では「どの通信会社でおきてもおかしくない」と言わざるを得ないかもしれません。

通信障害よりも、つながりやすさや料金を比較して選ぶといいのではないでしょうか?

通信状態が安定したキャリアを選ぶ

「つながりやすさ」で選ぶなら、ドコモ・au・ソフトバンクでしょう。オンラインで申し込む新しいプランも発表され、従来のプランよりも安くなっています。

またソフトバンク系のワイモバイルや、au系のUQモバイルも、通信状態は安定しています。料金プランも安く設定されているため、こちらを利用するのもいいでしょう。

楽天モバイルは、上記のキャリアと比較すると通信エリアが限定されます。お住まいの地域が通信エリア内なら、楽天モバイルを検討するのもいいでしょう。

https://research-online.jp/all/economy/13941/
https://research-online.jp/all/asset/3554/

まとめ

9月におきた楽天モバイルの通信障害は、総務省の規定する「重大な事故」に該当しています。また7月にKDDI、8月にNTT西日本も大規模な通信障害を起こしました。

通信障害は、普段利用しているスマホが使えなくなるだけでなく、社会にも大きな影響を与えます。スマホ以外の連絡手段など、日頃から備えておく必要があるかもしれません。

 

Twitter でリサーチバンク株式会社をフォローしよう!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事