株式投資は複利で運用!複利の仕組みと活用テクニックを公開!

我々の生活において、投資が少しずつ身近な存在となっています。金融機関ではさまざまな商品が販売されていますが、特にオーソドックスな種類が株です。

 

株式投資を長い間行いたい場合は、複利で運用したほうが望ましいと考えられています。この記事では、複利の仕組みについて解説しながらテクニックにも触れます。単利と区別しつつ、自身の資産運用にも役立たせてください。 

 

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複利の仕組みはどうなっている?

まずは、複利の仕組みについて紹介します。単利との違いを押さえれば、どちらの方法で運用すればいいかが決められます。複利の仕組みに加え、メリットやデメリットも押さえてください。 

利息を再度元本に組み入れるスタイル

複利とは、得られた利息を再び元本に組み入れる運用スタイルです。複利を求める際には「元本×(1+年利/100)^年数」で計算されます(※1)。運用している年月が長くなるほど、金額は膨れやすくなります。ここで、実際に数字を使いながら求めてみましょう。

 

仮に10万円の資金と5%の年利で、3年間運用すると仮定してください。「10万円×(1+0.05)^3年」の式を作成でき、元利が11万5,762.5円まで増加します。

メリット:単利よりも利息が蓄積される

複利のメリットは、単利よりも利息が蓄積されやすい点です。先ほど例示した条件を使い、得られる元利を比べてみましょう。

 

単利の計算式は「元本×(1+年利率×年数)(※2)」です。10万円の資金、5%の年利で3年間の運用を想定します。各数値を代入した式が「10万円×(1+0.05×3年間)」です。計算すると、11万5,000円と求められます。

 

複利で求めた金額(11万5,762.5円)の方が700円程度多くなりました。預けている年数が長くなる分、得られる元利の差はさらに広がります。

デメリット:単利と比べて自由に動かせない

複利のデメリットは、一度預けた元本を自由に動かしづらい点です(※3)。複利は、長期間運用して初めて効果を発揮しやすくなります。一方で、すぐに解約してしまうと手数料の方が高くなるケースも考えられます。不要な損失を出すのは望ましくありません。

 

とはいえ、預けている期間中に経済状況が悪化して元本割れを引き起こす可能性もあります。運用している期間は配当も受け取れないため、忍耐力が求められる投資スタイルです。絶対に利益を得られるものではないことを念頭に置いてください。

株式投資で複利を設定するには

株式投資で複利の恩恵を受けたいのであれば、自らが再投資の手続きを行います(※4)。日本株は、100株1単位で購入するのが原則です(※5)。1株300円の商品でも、最低で3万円はかかります。再投資するには、ある程度資金が貯まるまで待たなければなりません。

 

米国株であれば、1株単位からの購入も可能です(※6)。商品の株価にも左右されるものの、日本株よりは再投資しやすいスタイルといえます。株式投資にチャレンジするうえでは、複利効果を視野に入れましょう。

 

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複利効果は“72の法則”で計算できる!

効果については、72の法則で簡単な計算が可能です。元利が元本の2倍になるまでの期間を算出します(※7)。計算式は「72÷利率(%)=年数(※8)」です。

 

例えば、利率4%で金融商品を買ったとします。上の計算式に代入し、年数を算出しましょう。すると「72÷4=18」で18年と求められました。

 

こちらの法則は、天才科学者であったアインシュタイン博士が生み出したといわれています(※9)。求めた年数はあくまで1つの基準であり、必ずしも2倍の利益が保証されるわけではありません。

 

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複利効果を最大化するための2つのテクニック

複利効果を最大化するためには、2つのテクニックがあります。 

 

  • NISAで非課税および取引手数料無料を狙う
  • 再投資する金額を増やす

 

それぞれの内容をしっかりと押さえてください。

NISAは非課税かつ取引手数料無料

複利効果を最大化するためには、NISAが役に立ちます。NISAは運用益が非課税になっており(※10)、出費をなるべく抑えたうえで投資が可能です。2023年までは1年間で120万円しか運用できません(※11)。ルールをしっかりと覚えてください。

 

2024年以降は、新しいNISAがスタートする予定です(※12)。2023年までは、非課税の対象となる期間が5年間しかありませんでした。改正により期間の上限が撤廃されます。年間投資枠は、240万円まで(つみたて投資枠は120万円まで)に引き上げられるとのことです(※13)。

 

新旧含めて、NISA口座内は取引手数料がかかりません(※14)。通常の株式投資よりも出費を抑えられるため、初心者でもチャレンジしやすいでしょう。

再投資する金額を増やす

複利効果を得るには、再投資する金額を増やす努力も大切です。元利(元本と利息を含めた額)を増やすには、元本をいかに増加させるかを考えなければなりません。自分で月の投資額を決め、コツコツと貯めるよう心がけましょう。

 

ただし、投資はあくまで余剰資金で行うものです。生活費を削ってまで、運用するものではありません。損失が発生したとき、自分の生活が苦しくなってしまうからです。貯金に余裕が生まれた段階で、商品や運用スタイルを選んでください。

 

まとめ

今回は、株式投資の複利運用について紹介しました。複利の仕組みを押さえつつ、選択肢のひとつに入れてみてください。さまざまな計算式を覚えておくと複利のメリットが理解できます。

 

資産を増やすには、自ら金融商品に投資することも重要です。ただし、リスクも生じるため慎重に判断しなければなりません。株式投資を含め、さまざまな金融商品についても紹介しています。節約以外の方法で資産を増やしたい方は、公式LINEへお問い合わせください。

 

 

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