電子決済や電子マネー、クレジットカードなど、キャッシュレスサービスを利用する機会が増えています。
現金を使わなくなり、銀行へあまり行かなくなった人もいるかもしれません。上記のような流れの中で、ネットバンクを利用する人も増えてきています。
スマホがあれば、通帳やキャッシュカードを持ち歩かずに済み、記帳の手間も不要です。
今回は、ネットバンクについて紹介します。
この記事の目次
ネットバンクとは
ネットバンク(ネット銀行)とは、対面式の店舗を持たない、インターネット上の取引で完結する銀行です。
大手銀行や地方銀行のように支店を構えていないため、建物や人員にかける経費を減らせます。そのぶん、銀行の取引などにかかる手数料を安くできます。
大手銀行との比較
大手銀行とネットバンク、実店舗を持たない以外に業務上での大きな違いはありません。大手銀行でおこなっているサービスは、ネットバンクでも対応しています。
大手銀行は窓口で対応してもらえるのが安心
大手銀行は、全国に本店や支店を置いています。実店舗があるため、窓口で相談をすれば、すぐに答えてもらえます。インターネットでのやり取りが苦手な場合には、窓口のある銀行の方が安心だと考える人もいるでしょう。
しかし窓口の営業時間は9時から15時のため、日中の限られた時間でしか対応できません。また給料日には、昼休みの限られた時間を利用してATMに並ぶ人もいるでしょう。
大手銀行の普通預金の金利は0.001%と低く(※1)、通帳を発行するための手数料がかかるところも増えています(※2)。
ネットバンクはスマホやパソコンで取引できる
ネットバンクは、スマホやパソコンから取引ができるため、自宅や職場など場所を選ばずに、銀行の残高や振込などのサービスが行えます。
また大手銀行よりも手数料が安く済み、たとえばネットバンクのひとつ、楽天銀行の普通預金の金利は0.02%(※3)と高く設定されているのも魅力です。
給与振込をネットバンクにすれば、混み合うATMに並ばずに済みます。昼食を食べながら手元のスマホで残高を確認。手数料無料分を利用して帰宅時コンビニのATMで出金すれば、手間も時間も最小限です。
おすすめネットバンク5選
同じグループを利用することで、さまざまなサービスに使えるポイントを貯められるところを中心に紹介します。どのネットバンクもコンビニのATMがいつでも利用できますよ。
楽天銀行
楽天銀行は、楽天経済圏でポイントを沢山貯めている人には欠かせない銀行でしょう。ATM手数料は最大7回まで0円、他行振込手数料も最大月3回まで無料です(※4)。(グループサービス内容によって利用できる回数は変わります。)
貯まった楽天ポイントは、普段のショッピングや投資などに利用が可能です。楽天銀行をはじめとしたグループのさまざまなサービスを利用して、節約も可能です。
住信SBI銀行
住信SBIネット銀行は、三井住友銀行とSBIホールディングスが共同出資して作られたネットバンクです。
ATM入出金と他行あて振込は、「スマート認証NEO登録」を利用することでそれぞれ月5回まで無料。同じ系列のSBI証券を連携しておけば、投資資金の移動も簡単にできます。
Tポイントを貯めているなら「T NEOBANK(ティーネオバンク)」=Tポイント支店で口座をつくれば、利用に応じてTポイントが貯まりやすくなりますよ。
auじぶん銀行
KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資したネットバンクです。
auユーザーやPontaポイントを貯めている人なら特にオススメな銀行です。auPAYと連携すると銀行口座から自動でチャージが可能になります。さらに円普通預金金利が年0.05%も上乗せされます。
また実施されているさまざまなキャンペーンを利用することで、Pontaポイントも多く集められるようになります。
PayPay銀行
旧ジャパンネット銀行が、PayPay銀行へと名称変更したネットバンクになります。PayPayの名前がついているとおり、電子決済のPayPayをよく利用しているなら口座を作っておきたい銀行です。
PayPayへの入出金は、時間や回数制限がなく手数料0円でできます。またATM手数料は毎月1回まで無料、3万円以上の取引なら何回おこなっても手数料はかかりません。
セブン銀行
近くにセブンイレブンがあり、よく利用する人にはセブン銀行もオススメでしょう。全国に26,000台以上ATMがあり、24時間365日利用できるのは、忙しくて銀行のATMがあいている時間に行けない人には助かります。
ATM利用料が平日だけでなく、土日祝日の7時から19時までの間が無料なのもありがたいですね。ほかのネットバンクでは利用回数制限があるため、こまめに入出金はおこなえませんが、セブン銀行ならその心配も無用です。
まとめ
勤務先が大手銀行のほかにネットバンクへも対応しているなら、給与振替を変更してみるのも良いでしょう。
また対応していない場合は、公共料金の支払いを上記でおすすめした、いずれかのネットバンクでおこなうようにしてみてもいいですね。PayPay銀行やセブン銀行は、ポイ活に活用するためというよりは、他の銀行と合わせてサブバンクとして利用するといいでしょう。
とくに楽天ポイント・Tポイント・Pontaポイントは、普段の買い物、投資にも利用できるため活用度が高く、上手に貯めれば家計の節約にもつながります。貯まったポイントから投資へ初挑戦してみるのもいいですね。