資産運用の基本「長期・積立・分散投資」とは?

「長期・積立・分散投資」は資産運用の王道といわれる方法です。投資にこの3つは欠かせません。

10年・20年といった長い期間を利用して、コツコツと投資をおこなうことで、誰でも資産を作ることができます。

政府がすすめるNISAやiDeCoなどの制度も、投資で資産運用するために作られました。しかし日本では欧米と比べると貯金する人の割合が多いのが、現状のようです。

投資で資産運用するのに欠かせない長期・積立・分散について紹介します。

長期・積立・分散って具体的にどういうこと?

長期・積立・分散は、私たちの資産を増やすために欠かせない、心強い味方になる投資方法です。これらの投資運用について、順番に一つずつ解説しましょう。

長期投資とは

長期投資にはリスクを小さくとり、複利を利用して、資産を大きく増やす効果があります。大きな資金がなくても年月を味方につけることで、株や投資信託で大きな利益を得られる可能性が高くなります。

長期投資の基本は、10年・20年と長いスパンで金融商品を持ち続けることです。

長期投資のメリット

長期投資をおこなうメリットには、以下のようなものがあります。

短期投資の場合、金融商品を売買する回数が増えます。売買するには証券会社へ手数料を支払わなくてはなりません。取引する回数が増えれば増えるほど売買手数料の負担は大きくなります。

長期投資なら、売買は購入するときの1回と売るときの1回のみ。(投資信託では手数料のかかることがある)短期投資と比較すると圧倒的に手数料の負担は少なくなります。

  • 複利効果で資産を増やせる
  • 目先の値動きに振り回されずに済む
  • 売買コストを抑えられる

積立投資とは

積立投資は、投資信託などの金融商品を毎月決まった額で購入する方法です。大きな資金が必要にならないため、どなたでも気軽に始めやすいのが積立投資です。

いちど設定したら、定額貯金のように投資ができるため「気がついたら資産が増えていた」といううれしい効果もあるでしょう。

積立投資のメリット

積立投資のメリットは、一度設定さえすれば銀行へ貯金するように投資ができる点です。証券会社へ口座を開き、支払い方法と投資する商品を選んでおけば後は自動で投資できます。

最近は、クレジットカードを利用した積立投資もあるため、口座の残高を心配しなくてもいいのも助かります。

  • 少額から投資を始められる
  • 設定したらほったらかしで投資ができる
  • 収入状況に応じて投資の増額はいつでも可能

分散投資とは

分散投資とは、一つの投資先に資金を集中するのではなく、複数の投資先へ資金を分けて損をするリスクを軽くする投資方法です。

  • 投資する金融商品(株・不動産・コモディティなど)
  • 投資する国や地域(日本・米国・先進国・新興国・全世界)
  • 投資する時期(高いときは少なく・安いときは多く購入)

分散投資のメリット

日本や先進国、新興国など投資先によってリスクは変わります。分散投資することで、一つで損失を出しても、ほかの投資でカバーできるようにします。

投資信託は、一つの商品に世界中の投資先が含まれているものもあり、これを購入するだけで分散投資が可能です。

ライフプランの設計と合わせて考えよう

ライフプランとは、未来の人生の設計図のことです。

就職・結婚・出産・子供の教育・住宅購入など、人生にはさまざまなライフイベントが起こり、その都度費用がかかります。

時々のライフイベントにかかる費用を準備し、病気や災害などの予想外の事態にも対応できるようにしておく必要があります。

投資で人生の中に起こるライフイベントへあらかじめ備えておけば、いざというとき困ることが減るでしょう。

投資は将来に備えて資産を作るため必要不可欠なもの

一例として金融庁の2020年の資料「人生100年時代」を紹介します。この資料によると、60歳の人が以下の年齢まで生存している割合はご覧の通りです。

4割以上の人が、90歳まで生きている可能性が高くなっています。また2.5割以上の人が95歳まで生存していますね。長生きし物価が上がると、年金だけでは生活が大変です(※1)。

年齢が高くなればなるほど、病気やケガのリスクは高くなり、医療費がかさむようになります。また車の免許証を返納後は、タクシーなどを利用する機会が増え、交通費もかかりますね。

 2015年推計1995年推計
80歳78.1%67.7%
85歳64.9%50.0%
90歳46.4%30.6%
95歳25.3%14.1%
100歳8.8%

将来受け取れる年金額がいくらになるのか?は「年金定期便」や日本年金機構の「ねんきんネット」で調べられます。

調べるとわかりますが、65歳から受け取れる年金額は年々減ってきています。

http://research-online.jp/all/asset/13710/
http://research-online.jp/all/save/14222/

まとめ

長期・積立・分散は、忙しい社会人にあった投資の方法です。NISAやiDeCoを利用した投資信託は、長期・積立・分散3つの方法がすべて入った投資方法になります。

証券会社を利用したことがなく、不安な方にも安心して運用できるようリサーチオンラインでは、専門家のアドバイスをおこなっています。お気軽にお問い合わせください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事