純金アクセサリーの資産価値はあるか・資産用との違いはなに?

はじめに
純金アクセサリーは資産価値もあり、ファッションアイテムとしても使えるので一石二鳥。金は投資としても人気がありますので、資産形成のために金を購入する人は多いですよね。
投資市場でもとても注目されている金の価値。10年前と比較すると、4.5倍も小売価格が推移しているようです。そんな金ですが、純金アクセサリーの資産価値はどれくらいあるのか、これから購入する人が知っておきたいいくつかのポイントについてお伝えしていきます。

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金の数字について
金のアクセサリーを購入する時にそれぞれ「18金」「24金」といった数字がついていますよね。投資目的で購入する人にとってはとても大切な意味がありますので、それぞれの数字の意味についてまずはご説明します。

ネックレスや指輪などに刻印されているこの数字は、金の「純度」を示すもの。「K18」と書かれたKは、英語のカラットという意味で頭文字を使っています。

純金アクセサリーといっても、金のジュエリーを作る場合は別の金属を混ぜて作ることが一般的。100%金だけで作ったものは純金製ですが、なかなか見つけられないのが現状です。

そのため金の純度を知るためにつけられた24分率が刻印される数字に。K24は純度100%、K18は18/24という割合で、75%の金に25%別の金属が混ざっているという意味です。

海外に多いK10のアクセサリーなら、41.7%が純金となります。このため、数字が大きくなるほど金の純度が高いということなのです。

資産用とアクセサリーの価値は同じ?

純金アクセサリーなら、ネックレスでも資産用の金でも価値は同じなのでしょうか。どうせ金を持つなら投資として買いたい人は多いはず。その際に知っておきたいのは「純金」の定義についてです。

資産用の金は純金99.99%に対して、純金アクセサリーの場合は純度が99.9%。違いはたったの0.09%。純金なのに何が違うかというと、純金アクセサリーには硬化剤がわずかに使用されるため、資産用とは純度が違ってしまいます。

すると買取り価格にも影響されますので、純金アクセサリーを資産価値として扱うよりも、投資目的なら資産用の純金のほうが安心なのです。

ブランドの純金アクセサリーの資産価値は?

純金アクセサリーの資産価値は、高級ブランドのネームバリューがあると変わるのか、購入の時に気になる部分です。ブランドの価値はトレンドなども関係していますので、基本的な資産価値とは別の市場価値が反映されることはあるかもしれません。

しかし純金の資産価値がブランドによって変わることはありませんので、金の投資を意識する場合は、ブランド名よりも金の純度を意識したほうがよいでしょう。

ブランドはファッションとして活かしたい時にはとても必要な部分なので、用途に合った金の選び方や付加価値を意識するといいですね。

金の価値は変動しないのか?

金はいつまでも価値が残ると思われがちですが、もちろん他の貴金属や株市場と同じで価格の変動が多少はあります。そもそも金の価値があるのは、地球上に存在する金の量が決まっているために、希少価値がつくことが特徴。

アクセサリー、精密機器のパーツなど、金は工業用品としても最適ですよね。使用用途が多く価値がゼロになることはありませんが、為替の影響により価値変動がすることはあるので注意が必要です。

基本的に金は米ドルで取引されていますので、為替相場と切り離して考えることはできないでしょう。金を買取りに出す際は、円安でドル高のタイミング。為替レートを確認しないと、購入した時の価値よりも下がる可能性は充分にあります。

また金は供給量が少ないので、需要が多くなるとバランスが崩れて価値が下がる、上がる、ということも。金は「有事の金」といわれるように、戦争や自然災害に強いことが特徴です。

このため世界情勢によっては高騰することもありますので、相場は一定に保つことは難しい面があることも理解しておきたいですね。

インゴットについて
純金アクセサリーよりも資産価値がよく、投資家に人気があるのは「金インゴット」。インゴットは精錬された金属を圧縮して加工、再溶解に適した形や大きさにした塊のこと。金の延べ棒のようなイメージを持っておくとよいかもしれません。

インゴットは金以外にも銀や銅などもありますが、金インゴットは資産として保有する目的があり価値が安定していることがメリット。

株や債券のような発行元がないので、会社が倒産して株の価値がなくなるような不安もありません。インゴットは塊になっているので保管しやすく、大切に扱えば欠けて価値が下がることもなし。アクセサリーのような加工費用もかかっていないので、資産運用には適切なのです。

まとめ
純金アクセサリーも、純度が高いものなら資産として保有することは可能です。お手持ちのアクセサリーを現金化する時は、信頼できるお店を選ぶこと。

また資産運用として金を選ぶ際は、アクセサリーとしての用途を考えないなら、インゴットなど資産用の純金にすることもオススメです。中期・長期的に考えても価値が暴落する恐れは少ないので、興味がある人は自分に合った投資方法を見つけてくださいね。

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