はじめに
投資と運用の違いは、理解しているようで誤解している部分もあるかもしれません。
お金をさらに増やしたいのは誰でも同じ。
その際は自分のお金の用途や期間などを考慮して、投資と運用の違いを活かしてプランを立ててみましょう。
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投資と運用の違いについて
投資も運用も、どちらも余裕のあるお金を有効に増やす手段ですが、あまり言葉の違いを意識して使うことはないかもしれません。
投資と運用の違いですが、投資は株や事業、証券などにお金を投じて利益を得ることが目的。
運用は自分の資産を運用して増やしていくことが目的です。
たとえば資産にはお金や建物、土地などが含まれることが特徴。
考え方によっては投資も運用のひとつになりますが、資産を増やす目的が強い運用は、リスクをとらない手段を選ぶ傾向があるといえるでしょう。
また資産運用として総合的に考えた場合、利益を得て増やす目的があるものは投資で、貯蓄目的があるものが預金というように分けることもできます。
投資と運用は似たような意味がありますので、商品ごとの特徴をきちんと理解して判断することも重要ですね。
感情的な違いについて
投資と運用の違いは、その人の「感情」も関係しています。
自分のお金を有益に増やしていくためには、感情に左右されることは厳禁。
冷静な判断が求められるところですが、投資と運用の違いでもいえるように、投資は感情がある運用ともいえるでしょう。
たとえば株を購入する際に、素晴らしい経営者の企業は感情的に応援したくなりますよね。
逆に資産運用は投資戦略であり、市場状況に合わせることが特徴。
最近個人の投資家でも利用が増えている「ロボアドバイザー」は、あらゆるデータを元に投資先を提案したりアドバイスしたりする方法です。
ロボアドバイザーは人間の感情を持たない機械。
しかし相手が人間のアドバイザーであるほうが感情は込められ、信頼感が高まることもあるかもしれません。
期間についての違い
投資と運用の違いは、お金を預ける期間にもそれぞれ特徴がありますので、資産の増やし方は個人のスタイルも考慮すると自分に合うものが見つかるでしょう。
投資には株や近年人気のFXなどがあり、短期や中期的な期間で利益を上げることが特徴です。
そのためギャンブル的なリスクもありますので、リスクを抑えたい人には資産運用のほうが向いている場合も。
運用はできるだけリスクを最小限に抑え、ミドルリターンやミドルリスクと呼ばれる不動産投資が有名です。
たとえば自分がオーナーになっている物件に入居者を置くことで、家賃収入が毎月確実に入るような場合。
家賃相場は株価のように急落することはなく、安定した利益を得ることができます。
不動産投資を代表する資産運用は、老後の備えや子供へ残すお金として、中期的もしくは長期的に行いたい人にオススメです。
商品の選び方について
投資と運用の違いは、商品の種類やタイプにも反映されていますので、それぞれのリスクや特徴を理解しておくこと。
たとえば投資なら「投資信託」が人気です。
投資信託は、投資家のお金を集めてファンドマネージャーが大きな資金として投資や運用すること。
金融市場にあまり詳しくない人や、普通預金だけは満足できない人などに好まれています。
株やFXなど、専門的な知識が少ない人にとって、投資信託は少額でも始められるので安心な手段ですね。
資産運用の商品には預金や貯金、自己責任で運用する「確定搬出年金」をはじめ、元本確保型商品もありますので、リスクを避けたい人にも合う運用手段があります。
投資も運用も、商品を選ぶ際には必ずリスクを確認すること。
初心者ならリターンよりもリスクの低さを重視して、それぞれの商品を見極めることが大切ですね。
普通預金だけではダメ?
投資や運用は長い目で考えると、普通預金の低金利よりも魅力はたくさんあるかもしれませんが、リスクに対しての考え方は人によって違いますよね。
では普通預金なら絶対に大丈夫なのか、損はないかと考えた時に、どのようなポイントを意識するとよいのでしょうか。
金融庁の「金融レポート」によると、2016年の日本の家計は金融資産の割合51.7%が現金もしくは預貯金となっています。
投資信託は18.6%、年金や保険は25%。現金や預貯金は、過去と比較すると割合が減少し、その分投資信託が増加傾向に。
普通預金だけのリスクは、低金利下で物価上昇が続いた場合にお金の価値が下がることを考えなければならない点でしょう。
また預け先の金融機関が破綻した場合、預金保険機構により1000万円までは保護されるケースもありますが、それ以上保有している人は保護されない可能性も注意が必要です。
まとめ
投資や運用は違いを見極め、自分が納得できる方法を選択しましょう。
どのような仕組みでお金が使われているのか、理解しにくい複雑な商品もありますので、最初はわかりやすい方法で自分のお金を有効に預けるといいかもしれません。
オンラインだけで手続きが完了する投資など、手軽にできる方法も増えているため、リスクに関しては必ず理解が必要です。