この記事の目次
はじめに
資産運用のために株式投資を始める方も多いはずです。
しかし最近株式投資を始めたばかりの初心者の方にとっては、株価が上がる銘柄に投資することは難しいことでしょう。
なぜなら株式を購入する際には世界の政治事情を加味したり、各銘柄の決算を気にしたり、ポートフォリオの調整をし、リスクヘッジするためにさまざまな業種の株式を購入したりしなければいけないからです。
株式投資初心者の方の場合は、ファーストステップで多様な知識を身につける必要があると感じ、リタイアしてしまうことも多いです。
しかし、そのような初心者にこそ購入してほしい金融商品があります。
それがETFです。
今回の記事ではETFについて以下のポイントを中心に紹介していきます。
- そもそもETFとはどのような金融商品なのか?
- 初心者がETFを購入する際に気をつけるべきポイントは〇〇であること
- おすすめの米国株ETFは〇〇と〇〇であること
ぜひ最後までご覧ください。
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ETF(上場投資信託)について
まずはETFとはどのような金融商品なのかを簡単に解説していきます。
ETFとは
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、日本語で「上場投資信託」を意味します。
日経平均株価やS&P500といった指標と連動することを目標に、運用されている金融商品です。
株式のように上場されていますので、リアルタイムでの取引を可能にしています。
ETFの仕組み
一般的にETFが連動することを目標にしている指標は、複数の銘柄で構成されていることがほとんどです。
ETFの内1銘柄にでも投資すれば、複数の銘柄に分散投資できるということになります。
つまりリスクヘッジが簡単にできるということです。
そのためリスクヘッジのために複数の銘柄を購入しなくてはいけないという、投資家のジレンマを気にする必要がなくなります。
さらに投資信託とは違って市場に上場していますので、リアルタイムでの買付や売却ができます。
リアルタイムでの売価変動の中、取引したいという方にとってもおすすめの金融商品です。
初心者が選ぶポイント
ここまでETFがどのようなものかを紹介したところで、次は投資初心者がETFを購入する際に気をつけるべきことを紹介していきます。
どんな銘柄が組み込まれているのか
ETFは複数の銘柄で構成されている商品です。
そのため、あなたが購入するETFのなかには、どんな銘柄が含まれているのかを知る必要があります。
たとえばS&P500に連動することを目標にしている銘柄のなかでも、不動産や一般消費財セクターへの投資比率が高い銘柄や、米国株式の大手企業を中心に構成されている銘柄など、ETFといってもさまざまです。
そのためあなたの性格や、リスク許容度に見合った銘柄を購入するようにしてください。
運用コストは?
ETFを購入する際には運用コストも気にしてください。
主に「経費率」のことです。
経費率とはETFを運用するためにかかる費用が、純資産の総額に対してどの程度の割合かを表したものです。
この経費率が低いほど、保有していても費用がかからないことになります。
そのためETFを購入する際には、経費率の低さも選ぶ際の基準となります。
流動性を気にする
流通量が高い、つまり流動性が高い銘柄はETFを売却する際にすぐに約定します。
一方で流動性が低い銘柄は、約定までに時間がかかり、希望する売価で取引が成立しない可能性もあります。
そのため同じような構成の銘柄で悩んだ際には、流動性を気にして選択するのも一つの手です。
おすすめ米国株ETF
ここからは米国を代表する株価指標であるS&P500との連動を目標にしている、初心者にこそおすすめの銘柄を紹介いたします。
バンガード・S&P500 ETF(VOO)
VOOの主な構成銘柄は、アマゾンやアップル、マイクロソフトなど米国においても有名な企業で構成されています。
さらにその有名な企業の中でも、いまだに成長を続けている銘柄で構成されていますので、今後のリターンを狙うこともできます。
SPDR S&P 500 ETF(SPY)
S&P500との連動を目指しているETFの中でも、最も歴史のある銘柄がSPYです。
グーグルやアマゾン、ジョンソン&ジョンソンなどの、米国においても有名な企業で構成されています。
さらに、IT企業やヘルスケアセクターの企業が多いことも特徴的です。
まとめ
ここまでETFの情報について紹介してきました。
今回の記事で重要だったポイントは以下の通りです。
- ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で、日本語で「上場投資信託」を意味しているということ
- 初心者がETFを購入する際には、どのような銘柄で構成されているか、コストは割安なのか、などのことを気にする必要があること
- VOOやSPYと呼ばれる、S&P500の指標に連動している銘柄がおすすめであること
これらの情報があなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。