この記事の目次
はじめに
お金が貯められない人と貯められる人は何が違うのでしょうか?
頑張っているのになかなかお金が貯まらずに悩んでいる方も少なくありません。
他人の貯金額は気になっても聞き出すことはなかなかできないことです。
家族や友達にもお金を貯める方法はなかなか聞きづらいですよね。
金融広報中央委員会の2017年の調べによると、30代の平均貯金額は、単身世帯で1002万円だとされています。
ちなみに2人以上の世帯では735万円なのでどちらにしても貯金1000万円は夢ではありません。
夢のまた夢と諦めてしまう前に、まずはお金を貯める具体的なポイントを抑えてみると良いでしょう。
今回はお金を貯めるコツだけでなく、どうすればお金を貯められるようになるのか、お金を貯められる人と貯められない人の違いについても紹介していきます。
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お金を貯められない人には特徴がある
お金が貯まらないといわれる方にはいくつかの特徴があります。
最初に挙げられるのはなんとなくコンビニに行ってしまったり、衝動買いをしてしまったりという行き当たりばったりのその日暮らしをしてしまうということです。
要するに無駄遣いが多いのです。
他には、楽観主義、無計画な借金癖、奢ってほしいという同情心理、周りに気を使わせる自虐的な発言、スケジュールに余裕がない、見た目がだらしないなどの特徴があげられます。
お金が貯まらない人というのは、自分の口座にいくら入っているのかを把握していなかったり、現金がなくなるたびにATM時間的に足を運んだりと時間も有効的に使えていません。
これらはすべて負のサイクルに繋がってしまいます。
30代は平均で約500万円貯めている
金融広報中央委員会の2019年の調査結果から、30代は平均で500万円貯めていることが分かっています。
全世帯の平均金融資産保有額は1139万円ですので、少ないと感じる方もいるかもしれませんね。
それに比べて50代~60代では子育てが落ち着いて、教育費などの出費が減ることもあり30代よりも平均貯金額が上がる傾向にあります。
しかし年代ごとに給与が増えたり、お金がかからなくなってきたのだとしても、若いうちからお金を貯める癖をつけていかないと後々困ることになるので油断はできません。
もしかするとケガや病気などで突然働けなくなることもあるでしょう。
節約するところは節約し、自分たちの無理のない範囲から貯蓄を始めてみることをお勧めします。
お金を貯める方法1.いくら貯めるのかを決める
がむしゃらに貯金しようと思っても中々貯まりません。
一般的にお金を貯める目的として「将来に備えて」貯金する人が多いです。
続いて「出産育児のため」「住宅購入資金として」と貯める方が多いようです。
何らかの目的を決めずに何となくお金を貯めはじめても、何かあると何となく使ってしまう可能性があるでしょう。
このように貯める前にまず、具体的な数値を知り、考えていくことが大切です。
具体的な数値というのは自分にかける保険だったり、住宅購入にかかる費用だったりと人によって様々です。
大体の金額を知るだけでもお金を貯めることに対する意識は変わります。
この後、お金を貯めるのが上手な人はどのように貯めていくのか紹介をいたします。
お金を貯める方法2.収支を知る
収支を把握することはお金を貯めるうえで大事ですが、どんな家計簿がいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで3つの家計簿の紹介をしていきますので、自分に合ったものを見つけてみましょう。
はじめに「ノート型家計簿」です。
これは一般的で市販の家計簿用のノートにレシートを張ったり、自分で書き込んでいくタイプのものです。
デザインも豊富なので自分の好きなものを見つけやすいですが、自分たちが使わない項目がある場合は使いにくいため、シンプルな方がよければ「自作家計簿」がおすすめです。
こちらは会計ソフトを使って自分で作るという方法なので、必要な項目のみの記入できます。
最後にパソコンやスマホを使った「家計簿ソフト」ですが、こちらはレシートを撮影するだけでよかったりするので、一番手間がかかりません。スマホがあればいつでもどこでも記入可能ですが、有料のソフトがあったり、レシートがもらえないところでは手書きになります。
お金を貯める方法3.節約する
お金を貯めるなら節約についても考えていくことが大切です。
節電、節水以外にどんな節約方法があるのか考えていきましょう。
節約方法の一つとして買い物リストの作成をすることをお勧めします。
必要なものだけをリストアップすることで無駄遣いを減らし、同じものを買ってしまうこともなくなります。
他にもネットスーパーの利用も節約につながります。
ネットスーパーでは、カートに入れた時点で金額を見ることができるので予算内に収めやすくなることがメリットです。
しかし、~円以上で送料無料などの広告には注意しないと送料無料を目指すために余計なお金を使ってしまうことになります。
最後に行うのは携帯代の見直しです。
最初に契約した時にいろいろなプランに入ったものの、結局必要なかったりと無駄なコストがかかっていることがあります。
いくつかの会社と比較しながら、自分に合ったプランを見つけることでコスト削減につながります。
お金を貯める方法4.節税を行う
お金を貯める方法で意外と知られていないのが、節税をする方法です。
普段の生活の上で消費税など税金は切っても切れない関係にありますが、節約出来る税金を抑える事で自然を出費を減らせます。
例えば自動車税。
自動車を持っている方のみに発生する税金ですが、軽自動車か普通自動車かどうかでも税の金額は異なります。
車にあまり乗っていないようであれば思いきって車を手放したり、軽自動車など極力節税できるタイプの自動車に乗るのも1つの選択です。
またフリーランスの方であれば申告の際に所得税を支払うかと思いますが、仕事に関係する領収書は極力保管し、経費として落とせるものは全て落としましょう。
これだけでも所得税の支払金額が大幅に安くなります。
お金を貯める方法5.保険を工夫する
お金を貯められる保険として「貯蓄型保険」というものがありますが、どのようなものがあるのか3つ紹介していきます。
まず死亡時に保険金が支払われる「終身保険」というものがあります。
保険料払込期間終了後に解約した場合、契約からある程度の年月が経っている場合に限り、解約返戻金が払込金額を上回ることがあるため利用する方もいます。
二つ目は「学資保険」です。
こちらは教育費を貯めたい方にお勧めの保険です。
契約者に万が一のことがあった場合の保険料払込免除があるのもポイントですが、途中解約の場合、解約払戻金が少ないということも知っておきましょう。
最後に「養老保険」という、保険期間内に被保険者に万が一のことがあった場合に死亡保険金と同額の保険金がでる保険もあります。
こちらは、終身保険より保険料が高いことがデメリットです。
お金を貯める方法6.良い習慣をつくる
お金を貯めるのが上手な人は切り替えが上手です。
人の体力には限界がありますから、常にオンのままでは体を壊してしまいます。
また疲労によって仕事のクオリティを下げてしまい、正常な判断もできなくなっていき、お金も信用も失う恐れがあります。
必ずオフの時間を取り、睡眠をしっかりとり定期的に運動してリフレッシュさせましょう。
そうすることで常に最高の状態に身体をキープしながら効率的な仕事をし、より高い収入を得られることに繋げていくことができます。
またお金が無くて悩んでいる方はあまり悩みすぎないことも大切です。
お金が無いお金が無いと考え過ぎてしまうとそれだけでストレスがかさみますので、どうにかなるだろうくらいの気持ちでいましょう。
お金を貯める方法7.ストレスを抱え込まない
周囲に左右されず、マイペースで行動できる人はお金を貯めることが上手です。
例えば、参加する必要のない飲み会でも空気を読んで参加したりすることがある人はストレスも溜まるし、お金も無駄遣いしてしまいます。
お金を貯めるのが上手な人はお金だけでなく「時間」も無駄遣いしません。
参加する必要のない飲み会なら行かずに、資格の勉強をしたり、早めに帰って体を休ませたりと自分のために時間を使うことが大切です。
無理なダイエットもストレスに繋がり、暴飲暴食のきっかけとなり余計な出費がかさむ原因に繫がる事もあります。
肉体的にも精神的にもストレスはないに超したことはありませんので、余計な出費を減らすためにはストレスを減らしましょう。
お金を貯める方法8.飲み物代を節約!水筒を持ち歩く
飲み物代を見直してみましょう。
毎日飲むものなので、積み重ねると結構お金がかかっています。
100~200円位と安いので気軽に買ってしまいがちですが、1日1本〜2本購入しているとして月で計算すると6000円ほどです。
一年に換算すると7,2000円です。こうみると大きい額ですよね。
これからの時期は時期は暑くなって来て、水分補給が増えると思うので飲料代がかさむと思います。
まずは、浄水ポッドでお水を作るのがおすすめです。
3000円ほどで購入でき、お手入れをしっかりと行えばフィルターを交換して長く使用することができます。ペッドボトルを削減することが出来るのでエコにも繋がりますね。
お水やジュース、スポーツ飲料、コーヒーなど自分好みの飲み物を入れて持ち歩いてみましょう。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば気にならなくなると思います。
教育費、住宅費、老後の費用はかなり高い
教育費、住宅費、老後の費用は人生最大出費と言われています。
教育費は子供一人当たりに1638万円で、これは幼稚園と大学が私立、小学校から高校までは公立に通った場合ですので、幼稚園から大学まで全て私立に通わせたいという方は更にかかることになります。
続いて住宅費は5517万円で、こちらは東京23区の新築マンションを購入した場合の金額です。
地価によっても変わってくる金額ですが、住宅購入には数千万円単位のお金が必要になっていきますので、住宅ローンには数十年間も返済が続くことが一般的です。
そして老後の費用ですが、こちらは定年を迎える65歳から85歳まで生きるとした場合の金額で5280万円とされています。
老人ホームに入るということを踏まえても、それなりの貯金が必要です。
定年後に働き先が見付かり収入の目処が立てば良いのですが、残念ながら確実な収入となると難しい話。
体を壊してしまう可能性もありますので、今だけではなく将来のことも考えてしっかりと貯蓄をしましょう。
お金を貯める8つの方法!まとめ
貯金をする、といっても節約だったり保険だったり、自分の考え方を変えることだったりといろいろな方法を今回は紹介させていただきました。
どの方法が自分に向いているのか見つけるのは大変なことだと思いますが、トライ&エラーで1つ1つ試しながらやってみると良いでしょう。
一気に全部の方法を試すとなると続かなくなる可能性もありますので、まずはできることからコツコツとはじめてみて下さい。
貯蓄の目安としてはまずは1年を目処に考えるようにしましょう。
短期間で貯蓄をしようとしても無理な話です。長期間になっても続けられるような節約方法を考えてみて下さい。
老後のことを考えるとお金はあるにこしたことはありません。
ですが節約節約と厳しく考えると日々の生活が苦しくなります。お金が貯まったけれど生活は荒んでいるということがないようにバランスを考えるのを忘れてはいけません。
節約はあくまで毎日を楽しみながら過ごせるように、自分に合っている貯金方法からはじめましょう。