消防士の貯金額はいくら?増やす方法

はじめに

筆記試験と体力試験ともに合格しなければ、なることができない消防士。
彼らは私たちの安全を確保するために、地方自治体の火災の消火や救急活動のため日々働いています。
 
今回の記事ではそんな彼らの“貯金額”がいくらなのかについて記事を書いていきたいと思います。
「将来、消防士になりたいけどどれくらい稼げるのか把握しておきたい。」と言う方や、消防士ではないが公務員として勤めているという方が、自身の貯金額と比較できるような内容となっております。
 
また、消防士の方や、公務員勤めの方であっても「老後の資金が不安だ。」という方のために貯金額の増やし方についても記載していきます。
 

公務員の平均貯金額はこちらをチェック。

http://research-online.jp/online/save/2027/
 

サラリーマンの税金対策はこちらをチェック。

http://research-online.jp/online/save/2338/
 

消防士の貯金額は?

年収

まずは消防士の年収から見ていきましょう。
消防士の平均年収は718万円(地方公務員給与実態検査結果の概要調べ)です。
 
日本全体のサラリーマンの平均年収が400万円前後と言われている中比較すると、大変高水準であるように思われます。
消防士の年収が高い理由として消防士に割り当てられる手当がその要因の一つとして含まれています。
 
消防士には
・危険作業手当
・不快作業手当
・重作業勤務手当
・非常災害業務手当
・消防業務手当
の手当が上記の仕事に関与した場合、出動するごとにもらえます。

労働形態

勤務地や消防本部によって変わるものの代表的な勤務形態は
・毎日勤務制・・・朝から夕方までの勤務
・2交代制・・・交代で24時間の勤務(24時間拘束で16時間勤務)
・3交代制・・・24時間を3回の交代で分ける勤務
という勤務形態が存在します。
 
また消防士は非番という概念があるため、緊急事態が発生した場合には現場に呼び出されるということも珍しくありません。
 
そういった意味では心安らぐ時間が少なく、特殊な勤務形態のため、慣れないうちは疲れてしまうかもしれません。

貯金額は?

残念ながら消防士という職業に従事している方を限定した貯金額は現在公表されていません。
しかし、30~39歳のサラリーマンの平均貯金額が約400万円ということから加味しても、サラリーマンの平均年収より高い年収である消防士の貯金額はこの数字よりもう少し高いように思われます。
 
さらに、サラリーマンの平均退職金額(約2000万円)と比べてみると、200万円以上高い退職金が消防士には約束されています。
 
このことから考えてみると、手当てによる収入の増減はあるかもしれませんが、一般のサラリーマン・公務員職と比べると貯金額は多く、余裕ある生活が送れているように思われます。
 
実際に彼らの社会的信用は高く、収入が安定しているため住宅ローンの審査などでは優遇されやすい傾向にあります。
 

貯金額を増やすためには


消防士であっても老後のための資産形成は必須です。出費の見直し、長期的な投資は必要になってきます。
忙しい彼らであってもできる貯金額の増やし方、資産形成について記載していきます。

保険の見直し

まずは保険の見直しから始めましょう。
契約時と状況が変化して今の自分に合っていない保険に加入している場合があります。
 
勧められるままに入ってしまった保険や、なんとなく不安だから特約をつけてしまっている保険はありませんか?
 
死亡保障や年金保障など、加入している保険金額をチェックし、見直してみてください。
ライフステージごとの保険の見直しを心がけることで無駄な出費を抑え、相対的に貯金額が増えていきます。

つみたてNISA

勤務体制が特殊で忙しいという消防士の方や、公務員のように安定した収入が約束されている方は、資産形成のために”つみたてNISA”をお勧めします。
 
本来、株式や信託投資から得られる利益には20.315%の所得税が課税されます。
しかし、つみたてNISAであればそれが非課税となるため資産運用をするためには最適の制度となっています。
 
さらに、購入できる商品は金融庁が長期の投資に適していると判断した商品のため株式投資が分からない方でも安心して買える商品になっています。
 
チャートの確認を頻繁に行わなくても良いため、まとまった時間の確保が難しい消防士の方にはおすすめの制度です。
 

まとめ

今回の記事では
・消防士の貯金額
・消防士の方や勤務形態が特殊で、まとまった時間の確保が難しい方
へ向けた貯金額の増やし方
について記載しました。私たちの安全を守るため日々活動してくれている消防士ですが、彼らも今後の老後の資金の問題には直面することは免れません。
 
いくら公務員だからといって無駄な出費を重ね続ければ老後の資金が不足して、老後の生活がひもじい生活になってしまいかねません。
 
そのような生活を回避するため、貯金がいくらであれど定期的な投資による資産形成や出費の見直しは必須です。
今回の記事で貯金額が心許ないと感じる消防士の方や、公務員の方はぜひ資産形成について深く理解して実践してみてください。

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