ネコノミクスの経済効果がスゴイ!2021年のペットブームの理由とは?

はじめに

ネコノミクスの経済効果は、2020年から2021年にかけて誰もが想定しない右肩上がりで、ペット産業だけでなくあらゆるところで恩恵を受けているようです。
 
ペットはいつの時代も人間にとっての癒しなので、経済効果はある程度期待できるといえるでしょう。ここ最近のネコノミクスの経済効果が、思いがけない展開を見せている背景についてお伝えしますね。
 

生活する上で癒しは必要ですよね。自分が生きやすいように、FIREという生き方をチェック。

http://research-online.jp/online/economy/1435/
 

ネコノミクスとは何?


ステイホーム、人との距離感、外出禁止令など、私たちの生活が激変した2020~2021年。例年になく、意外なものが注目されています。
 
ネコノミクスは今始まったことではなく、空前の猫ブームになったのは、なんと2010年に入ってからのこと。火付け役になったのは和歌山県の貴志駅の「たま駅長」という名物三毛猫といわれています。
 
この時にも飼い猫の数は急増し、2012年~2016年の4年間で、飼い犬の数を超すほどの勢いがあるとも話題になりました。
 
ネコノミスクは名物のたま駅長のおかげだけでなく、高齢者の一人暮らしが増えたことや、犬の世話よりも手間がかからない猫に人気が移行したことも理由のひとつ。
 
また猫のキャラクターやCM、映画など、エンタメの世界でも猫が注目され始めたこともネコノミクスの背景にあるでしょう。
ネコノミクスという言葉は、当時の安倍晋三首相のアベノミクスにちなみ、メディアが使い始めたものです。
 

ネコノミクスの経済効果が増えた理由

最初のネコノミクスが生まれた背景とは違う2020年からのネコノミクスの理由は、なんとなく想像できる人も多いかもしれません。
 
まずおうち時間が増え、ペットを飼いたいと思う人が増えたことが挙げられます。
犬と猫の飼育数は、2020年で約1800万匹。ステイホームが始まってからはさらに増え始め、猫は約16%、犬は約14%も増加しています。
 
この新規飼育数の増加率は、過去5年でも最も大きいとされているのです。とくにネコノミクスの経済効果は、ペット関連グッズだけで約1兆6200億円。
 
ペットを飼うにはケージや餌、首輪、食器などのアイテムが必要になりますので、ペットショップの売り上げがぐんとアップしたのは納得できますよね。
 

支出のジャンルが変わった


ネコノミクスの経済効果は、2020年からお金の使い方が変わったことも関係しています。
ステイホームが必要になってからできないことも増え、旅行や外食、飲み会などのレジャーや交際費が減ったといわれていますよね。
 
そのためペットをすでに飼っている人は、ペット関連グッズをアップグレードするチャンスになったようです。たとえばペットフード。
 
人間の健康がとても大切に感じる今の時期、ペットにも長生きしてもらいたいと思う人は増えたはずです。
ペットフードを少し高級なブランドに変えるなど、ペットのケアにお金をかけるための余裕が生まれました。
 

癒しの欲しい人が猫を飼う?

先行きが不透明であらゆる不安を感じる今の時期、癒しを求める人が多いのは当然かもしれません
ネコノミクスの経済効果があるのは、まさしく人間が求める幸福感が猫のおかげで増えるため。
 
猫を撫でると、体内でオキトトシンというホルモンが増える可能性があり、それによりイライラや不安を抑えられることが期待できるのです。
在宅勤務に慣れない人も、ペットの存在があるおかげで快適に感じるかもしれません。
 
犬も可愛いペットですが、猫が喉をゴロゴロ鳴らす独特なあの音は、人間に働きかける低周波ともいわれています。
ネコノミクスの経済効果は人間の心身共に、ヒーリングにも活躍している可能性があるのです。
 

働き方が変わって猫が人気に!


働き方を変えることが余儀なくされる今の時期、在宅勤務は家族や自分のライフスタイルを変えるきっかけになっていますよね。
 
一人暮らしの在宅勤務は孤独感との闘い。
社会生活から孤立したようで、急にペットが欲しくなる人も増えています。猫は大人しく、仕事の邪魔にもなりにくいところが魅力。
 
またマンションに住む人が増えたために、猫が飼いやすいと思われ選ばれるケースもあるでしょう。
またリモートワークでホテルを使う人もいるため、快適に作業ができるよう、猫を見ながら滞在できるプランを始めたホテルもあるようです。
 

責任を持って飼育する

猫カフェがブームになり、身近な存在になっているペットたち。
猫に関する旅行ツアーもあり、ペット市場でのネコノミクスはここ数年続いている様子です。
 
とくに2020年以降は、今までとは違った意味でペットが欲しくなる背景もあり、気軽に里親になったりペットショップに行って即決したりする人も増えています。
 
どのような理由にしても、ペットは最後まで責任を持って飼育することが大切
一種のトレンドのように、勢いだけで猫や犬を飼うことがないよう、慎重に判断したいですね。
 

まとめ

ネコノミクスの経済効果は、イヌノミクスよりも若干低めともいわれていますが、不安な生活がこのまま続くとさらに猫に傾倒する人は増えるでしょう。
 
命の大切さを考えさせられる今の時期だからこそ、新たな家族を増やすことは、お互いの幸福を考えたうえで判断することが大切です。

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