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この記事の目次
はじめに
みなさんAmazon GOの「Just walk out」システムをご存知ですか?
日本ではあまり知られていないかもしれません。
でも近い将来日本でもこのシステムの利用数が増えるとされています。
この記事ではAmazon Goの「Just walk out」の特徴や仕組みについて紹介していきます。
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まず「Amazon Go」とは
Amazon GoはAmazon.comが運営しているコンビニです。
2016年にアメリカで開店し、レジに並ばなくても商品を購入出来る点から当時多くのメディアから注目されました。
また、店内構造がDX(デジタトランスフォーメーション)を活かしており、新たな商品開発や店舗設計のノウハウが溜まることから「最も効率的なコンビニ」と言われています。
「Just walk out」の特徴と仕組み
出典:WIKIMEDIA COMMONS
ここではJust walk outの特徴とシステムを解説していきましょう。
Just walk outとはAmazon Goがレジを無くすことを実現させたシステムです。
まず利用者は専用アプリが入ったスマホを上の画像のゲートにスキャンします。
店内には重量計やカメラが設置されており、買いたいものを袋に入れるとAIがそれを察知し、商品とアカウントを紐付けます。
袋に入れた商品を持ったまま店を出ると自動的にクレジットカードからお金が引き落とされるという仕組みです。
特徴①:レジが無い
誰でも経験のあるレジに並ぶ無駄な時間、首都圏になると12時を過ぎると必ずコンビニ内には長蛇の列が出来ます。
あの時間が苦痛な人もいるのではないでしょうか。
レジが無いコンビニの流動性は確実に向上し、時短に繋がります。
店舗側にもメリットはあります。
レジ対応に追われることもなく、商品管理やユーザーの質問に対応しやすくなりますし、接客場面も減少し、アメリカでは既にクレーム数も減少しています。
特徴②:未成年のアルコール・タバコの購入を未然に防ぐ
AmazonGoではアルコールコーナーでは必ず近くに店員がおり、未成年には身分証明書の提出を求められるようになっています。
勿論、Amazon GOは今後未成年者が購入出来ないようにする仕組みも考えていくと明言しています。
特徴③:万引きを未然に防ぐ
店内には重量計やカメラが設置されており、買いたいものを袋に入れるとAIがそれを察知している為、万引き自体が出来にくい構造になっています。
また、万が一万引きが発生した場合も店内で商品を購入する為にはクレジットカード情報が必須な上、大量の監視カメラが設置されている状況では実行件数は確実に減少するだろう。
Amazon Goのストーリー
Just walk out外販始まる
当初Amazon Goはコンビニ業界へ殴り込み、店舗を増やすことが目的のように思われていました。
しかし2020年からAmazon Goの目的は別にあるではないかと言われています。
それは2020年3月にAmazonがAmazon GoのJust walk outシステムを販売することを発表したからです。
Amazon Goの目的はじめから既存のコンビニに働きかけJust walk outシステムを販売することにあったのかもしれません。
しかも既存のコンビニが導入しやすいようにAmazon Goとは違い、アプリではなくクレジットカードのみでも対応しています。
Amazonは情報を独占する
また、AmazonはJust walk outシステムで手に入れた顧客データは現状販売する予定はないということです。
これはつまりAmazonはユーザーに利便性を提供することでユーザーの表情、商品を手にとった回数、立ち止まった場所等の顧客データを独占すること出来るようになったということです。
最初の店舗は2016年からスタートしたことを考えると、5年以上前からこの構想があったとは驚きですね。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はAmazon GOの「Just walk out」システムについて解説してきました。
今後のAmazonが日本にどのように展開していくのか注目ですね。
気付いたらあなたの近くのコンビニもレジが無くなっているかもしれません。