TOPIX連動銘柄を比較検討!投資信託の選び方を解説します

はじめに

現在、市場には5900本以上の投資信託があります。
そんなにたくさんの中からどの銘柄を選べばいいか迷ってしまいますよね。
 
実際にそのことで投資を始めることを難しいと感じてしまう方も少なくないようです。
銘柄選びに失敗しないポイントを事前に知っておけば安心して投資を始めることができます。
 
この記事では、投資信託選びのポイントを知っていただくために、TOPIXに連動した投資信託である「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」を比較してみました。
投資信託を選ぶポイントがわかるようになりますのでぜひ読みすすめてみてください。
 

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TOPIXと日経平均株価の違い


 
TOPIXと日経平均株価はどちらも日本の株価指数ですが、ニュースを見ていてもその違いはイマイチわかりません。
まずはTOPIXと日経平均株価の違いについてしっかり認識しておきましょう。
 

TOPIXは・・・

TOPIXは日本の株式市場である東京証券取引所(東証)一部に上場している4000以上のすべての銘柄が対象となっている株価指数です。
上場企業に幅広く分散投資ができる点で投資家からの支持を集めています。
 

日経平均株価は・・・

日経平均株価は、東証一部上場企業の中の代表的な225の銘柄の銘柄の株価を表したものです。
4000以上の銘柄の中の225銘柄の株価なので日本の実体経済の状況とは乖離していると捉えることもできます。
 

投資信託選びの3つのポイント


 
TOPIXと日経平均の違いが分かったところで、投資信託を選ぶときの判断基準を見ていきましょう。
どの投資信託を比較するときにも判断基準となる重要なポイントです。
 

コスト

まずは購入から維持、管理そして税金に関するコストから比較していきましょう。
コスト管理は投資の成功と失敗を分ける大きなファクターです。
 
その中でも特に気を付けたい点は「販売手数料」と「信託報酬」です。
気になる投資信託が見つかった場合、勢いで購入してしまいがちですがこの2つの点は必ず確認するようにしましょう。
 

運用成績

運用成績を調べるときは基準価額と運用利回りを確認します。
基準価額は購入するときだけでなく、換金するときにも適用されます。
ネット証券などでもわかりやすく表示されていますので必ず確認し、納得したうえで購入しましょう。
 

純資産残高

最後に純資産残高です。
純資産残高はその投資信託に組み入れられている株や債券などの評価額を表しています。
運用成績なども包括されているため、コストと同様に重要なファクターです。
 
投資の始め方についてさらに詳しく知りたいという方はリサーチバンクにご相談ください。
 

今回比較する投資信託はこの2つ

ではここまで見てきた投資信託の選び方のポイントに沿って2つの投資信託を比較してみましょう。
 
今回比べるのは「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」です。
 

比較検討する理由

今回この2つの投資信託を比較する理由は2つあります。
1つめはTOPIXに連動した投資信託なので初心者さんやこれから投資を始めようとしている方にでも身近に感じてもらえる銘柄だということ。
 
もう1つはどちらもTOPIXに連動した投資信託の中で実績も人気もある銘柄だからです。
ランキングの上位に入っている2本だからこそ、買い付けるときに迷ってしまうもの。
その迷いを解消できるよう、両者を比較検討してみました。
 

運用方針

まずはそれぞれの運用方針を確認しておきましょう。
「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」は、「TOPIXマザーファンド」を通じて、主として国内の株式に投資を行い、東証株価指数(TOPIX)(配当込み)と連動する投資成果を目指します。
 
「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は、「ニッセイ国内株式インデックスマザーファンド」を通じ、国内の上場株式を主要投資対象とし、TOPIX(配当込み)の動きに連動する投資成果を目指します。
 

コスト 

次にそれぞれのコストを確認していきましょう。
どちらも信託報酬を含んだ管理費用は「0.154%」。
そしてどちらも「つみたてNisa」の対象となっているので買付手数料はかからず、運用益への課税はありません。
 

運用成績

次に運用成績ですが、こちらも甲乙つけがたいですね。
2020年3月に大きく下落してからはじわじわと上昇を続けていて、以前の水準まで戻ってきています。
直近ですとどちらも運用開始以来の最高値をつけています。
 
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドの方が2年ほど運用期間が長いので実績は高いと判断することもできそうです。
 

純資産残高

最後に純資産残高ですが、「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」は約273億円、それに対して「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は約355億円。
80億円ほどの差があります。
この2つの銘柄を比べたときの決定的な差は純資産残高にあることがわかりました。
 
純資産残高はその銘柄の規模を表しているので、「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」の方が資金面での体力があると考えられますね。
 

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は投資信託の選び方と、TOPIXに連動する投資信託で人気の2つの銘柄を比較検討してきました。
 
どちらも実績も人気もある銘柄ですが、運用期間と純資産残高の点でやや「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」に分があるといったところでしょうか。
 
とは言え、両社の実力はきっ抗しているのでどちらを選ぶかはあなたの直感や保有している他の銘柄とのバランスによるところかも知れません。
 
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