年収が高い建設会社ランキング1位の鹿島建設ってどんな会社?

鹿島建設が年収が高い建設会社ランキングにて1位に輝いていることから、どのような会社なのかと気になっている方も多いでしょう。

 

有価証券報告書によると、2022年3月時点で鹿島建設の平均年収は約1127万円であることが明らかになっています。(※1)

 

全国の平均年収443万円であるのと比較すれば、鹿島建設の平均年収はかなり高いといえるでしょう。(※2)

 

そこで今回は、鹿島建設の概要や将来展望について解説します。鹿島建設がどのような会社なのかを詳しく知りたい方は、本記事を参考にしてください。

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鹿島建設の概要とビジネス領域

鹿島建設株式会社とは、東京都港区に本社を構える日本の大手総合建設会社です。超高層ビル事業を得意としており、東京都の八重洲口再開発や秋葉原の開発事業など豊富な実績があります。

 

鹿島建設株式会社が展開しているビジネス領域は、以下の通りです。(※3)

 

ビジネス領域 事業例
土木 ダム建設・地盤改良・環境保全技術の提供など
建築 新木造技術・制震技術・ユニバーサルデザインなど
開発 オフィス建設・ゴルフ場建設・ホテル建設など
海外 台湾やオセアニアなどで建設や開発事業を展開
エンジニアリング 医薬品関連施設・食品生産施設・物流施設などの提供
環境 土壌汚染対策・廃棄物処理場の建設・再生可能エネルギーの設置など
技術研究所 再生骨材コンクリート柱やダクトレス空調システムの適用など

 

鹿島建設は、幅広いビジネスを展開している建設会社です。

 

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鹿島建設の歴史と成長の軌跡

鹿島建設の歴史は、以下の通りです。(※4)

 

年代 沿革
1840年 鹿島岩吉が江戸中橋正木町にて現在の鹿島建設を創業する
1880年 鹿島組を創立する

東京京橋木挽町に本店を構えて、鹿島岩蔵が初代組長となる

後の柳ヶ線に着工し、鉄道請負に進出をする

1918年 静岡県に位置する丹那トンネルの西口を着工する

1934年の完成まで16年の歳月を要した工事となった

1930年 株式会社鹿島組を設立する

鹿島精一が社長に就任する

1938年 鹿島精一会長、鹿島守之助社長に就任する
1947年 会社名を鹿島建設株式会社に改称する
1963年 1,368億円で年間受注高世界第1位となる
1968年 日本初の超高層ビルの霞が関ビルディング(地上36階)が完成する
1974年 最高裁判所の新庁舎が完成する

新宿副都心に新宿住友ビル・国際通信センタービル・新宿三井ビルディングが完成する

1988年 関東支店・東京支店・KAJIMA OVERSEAS ASIA(KOA)が発足する

志木ニュータウンや青函トンネルが完成する

建設に携わった瀬戸大橋が開通する

1989年 創業150年記念式典を挙行する

KIビル(鹿島建設本社第三ビル)完成

1991年 KAJIMA EVOLUTION21の計画を発表する

通称を鹿島とする

1995年 阪神淡路大震災復旧工事、テレコムセンターが完成する

スエズ運河トンネル改修を受注する

1996年 梅田貞夫社長が就任する

フジテレビ本社ビル・ニッポン放送本社ビル、長野市オリンピック記念アリーナ(エアウェーブ)が完成する

1997年 東京湾横断道路開通、宮ヶ瀬ダムが完成する

品質保証に関する国際規格ISO 9000を取得する

1998年 ISO 1400を取得する

小倉駅アミュプラザ小倉、広島イーストが完成する

明石海峡大橋が開通する

2004年 軽井沢大賀ホールや品川シーサイドフォレストが完成する

中国の上海に鹿島工程有限公司を設立する

2011年 東日本大震災復旧工事に従事する

ドバイメトロ・技術研究所本館研究棟を完成させる

2016年 熊本地震復旧工事に従事する
2018年 東京ミッドタウン日比谷・東京駅丸の内駅広場が完成する
2019年 創業180年を迎える

日本橋高島屋三井ビルディング・日本橋室町三井タワー・新名神高速道路高槻インターチェンジが完成する

2021年 押味至一会長・天野裕正社長が就任する

 

上記の表を参考にしたうえで、鹿島建設の成長の軌跡を理解しましょう。

 

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鹿島建設の将来展望と目標

鹿島建設が策定した中期経営計画書によると、2030年度までに純利益が1,300~1,500億円以上になる経営目標を設定しています。(※5)

 

また、鹿島建設はCO2排出量削減目標を見直し、2050年までには排出量が実質ゼロになる目標を掲げています。CO2排出削減目標として掲げている取り組みは、以下の通りです。

 

  • 生産性向上による省エネや重機のハイブリッド化など
  • 再生可能エネルギー電源の確保やカーボンクレジットの取得など
  • 低炭素材料の開発や使用、省エネ建物の施工や設計など

 

上記の目標を鹿島建設は設定しています。鹿島建設が設定した中期経営計画書の内容を理解し、今後どのような会社経営をしていくのかを見届けましょう。

 

http://research-online.jp/all/economy/17101/

http://research-online.jp/all/economy/16970/

http://research-online.jp/all/economy/16878/

まとめ

鹿島建設は、東京都港区に本社を構える日本の大手建設会社です。年収が高い建設会社ランキング1位に輝いた鹿島建設は主に高層ビルの建設を得意としており、日本の人気商業施設やダムなどの建設に携わっていることがわかりました。

 

鹿島建設に関してより理解を深めたい方は、本記事をもう一度読み直してみるとよいでしょう。

 

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