あなたは株主優待という言葉を聞いたことがありますか?テレビなどで時々特集されたりしていますが、株を購入していない人にはサッパリ意味が分かりませんよね。
そこで今回は、株主優待について詳しく解説していきます。これから株を購入する予定のある方や、株主優待とはどんなものか気になる方はぜひ最後までお付き合いください。
この記事の目次
そもそも株主優待って何?
まず初めに、株主優待について説明します。株主優待とは自社の株を購入してくれた人(株主)に、自社の商品やサービスなどを贈る制度です。株主優待は任意なので、株を販売している企業全てが株主優待を実施しているわけではありません。
株主優待の内容は企業によってさまざまです。代表的な物はお米や金券、カタログから選ぶギフトなどがあります。そして、企業にとっては株を長期で保有してくれる株主を求めているので、長期保有制度を取り入れている企業も増加傾向にあります。(※1)
長期保有制度とは、一定の期間を超えて継続保有している株主に、株主優待を割り増しで提供する制度のことです。
おすすめの株主優待銘柄の特徴と選び方
株主優待についてご理解いただけたでしょうか?では次に、おすすめの優待銘柄について説明します。
おすすめの優待は、ビーアールホールディングスです。こちらの企業の優待券は、コンビニなどで使えるQUOカードがもらえるのが特徴だと言えます。加えてビーアールホールディングスは、5万円以下でも優待がもらえるので初心者の方にもおすすめです。(※2)
次は銘柄の選び方についてです。以下の3つを念頭に置くと良いでしょう。(※3)
- ご自身の使いやすい優待がある株
- 購入する銘柄に将来性があるか
- 優待利回りはどのくらいか
順番に説明します。
①優待が使いやすいものか
まずは、優待の内容についてです。優待は種類が多いのでご自身が使えるものをしっかりと選びましょう。せっかく優待券をもらっても、近くで使用できるお店が無かったりして使用機会に恵まれなければ意味が無くなってしまいます。
②将来性のある企業か
次は、将来性があるかどうかです。いくら良い優待があっても、その企業の業績が悪化したり倒産しては優待が無くなってしまいます。株を買う企業のことは優待以外のことも調べるようにしておくと安心です。
③優待利回りを調べる
優待利回りとは、購入金額に対する株主優待の割合のことで、これが配当利回りと合わせて3%以上になる銘柄がおすすめです。計算式は以下の通りです。
優待利回り(%)=株主優待の価値(金額換算)÷投資金額×100(※4)
例:株が10万円分なのに対して株主優待3,000円の商品をもらった。
3,000÷100,000×100=3%となります。
株主優待の魅力と注意点
株主優待には魅力と注意点があります。それぞれ2つずつ挙げていきます。
魅力①:安定した株主の確保ができる(企業側目線)
魅力②:その企業のサービスを値引き価格で享受できる(株主目線)
注意点①:株主優待をメインにし過ぎる株式投資はしてはいけない
注意点②:株価が下落すると株主優待は無くなる可能性がある
上記4点について詳しくお話します。
魅力①安定した株主の確保
これは企業目線でのメリットです。株主優待で株主をもてなすことによりファンとなってもらい、多少の株価暴落があっても株を売却されるのを防ぐことができます。
株価が暴落すると、どうしても株を手放す人が増える傾向にあるので、株主優待は企業にとってメリットのある制度と言えるでしょう。
魅力②企業のサービスが値引きになる
株主優待により商品券や値引きを受けられるので、その企業のサービスや商品購入の際に料金が安くなるので非常にメリットがあります。
さらに、そういった機会にいつもは受けられないようなサービスを受けることで、その企業への満足感も高まり、株式購入のモチベーション維持にもつながります。(※5)
注意点①株主優待をメインにし過ぎないようにする
株主優待は、確かに魅力的ですが利回りのことを忘れてはいけません。つまり、株主優待欲しさに暴落して価値の下がった株式を保持し続けると肝心のご自身の資産が減ってしまうということです。状況に応じて、株式を手放すことも念頭に入れておきましょう。
注意点②株主優待は無くなる可能性がある
冒頭でお話したように、株主優待は任意の制度です。よって、株価暴落時には廃止される可能性もあります。必ず株主優待があると思っていると、思わぬ肩透かしをくらうことになってしまいます。(※6)
株主優待で得する方法とその理由
最後に株主優待をお得にする方法と理由について説明していきます。方法は権利付き最終日前までに、優待をもらうために必要な数の株を購入しておくということです。さらにその企業が安定した業績を出しているかどうかも確認しておいた方が良いでしょう。
理由として、株主優待は権利確定日にどれだけの数の株を持っているかで、優待を受けられるかが決まります。よって、権利確定日を過ぎてから株を購入しても、すぐには優待を受けられないので注意が必要です。
そして、優待を受けたい企業の業績にも注目する理由としては、せっかく株主優待をもらえる権利を手に入れても、業績が悪化して株主優待が減少したり、優待が無くなってしまうのを防ぐためです。(※7)
http://research-online.jp/all/asset/4674/
http://research-online.jp/all/asset/3335/
http://research-online.jp/all/asset/15850/
まとめ
いかがでしたか?株主優待は魅力的な制度で、上手く活用出来ればお得に生活することも可能です。しかし、先述したデメリットも頭に入れておくと、いざという時に困ることが少なくなるでしょう。
この記事を読んで「株主優待に興味が出た」「実際に株を購入してみたい」などありましたら、ぜひリサーチオンラインまでご相談ください。