厚生年金の受給額は平均で14万円！年収の目安を紹介！

2023年2月10日 2024年3月5日

厚生年金とは、会社員や公務員の方が加入する公的年金制度で、加入期間と給与によって定年後にもらえる厚生年金の額が異なります。

定年後にもらえる厚生年金の受給額をあらかじめ把握しておけば、受給額が少なかったとしても今のうちから資産運用や貯金などで賄うことが可能です。

また、厚生年金の受給額を少しでも高める方法を把握しておけば、老後に資金で困ることなく安定した生活が送れるでしょう。

そこで今回は、厚生年金の受給額の年収ごとの目安を解説します。厚生年金の受給額を高めたい方は、本記事を参考にしてください。

この記事の目次

男女平均受給額

令和3年に厚生労働省が発表した厚生年金保険・国民年金事業の概況によると、厚生年金の男女平均受給額は143,965円でした。ただ、厚生年金の受給額は男女や年齢によっても大きな差があるため、下記の表にて男性と女性の平均受給額の違いをご覧ください。（※1）

上記の表を見れば分かるように、女性より男性の方が厚生年金の平均受給額は高い傾向にあります。

なぜなら、女性より男性の方が正社員や公務員として働いている期間が長い傾向にあるため、必然的に多くの厚生年金を受給できるようになっているのです。また、年収別の厚生年金受給額は、以下の表のとおりです。（※2）

上記の表はあくまで厚生年金のみの金額であるため、老後はこの厚生年金に加えて国民年金がもらえます。2022年度は国民年金の満額が月額64,816円と定められています。（※3）

つまり、国民年金を20歳から60歳までの40年間を納めていたら、厚生年金に加えて月に64,816円も受け取れるのです。上記から年収ごとの厚生年金の受給額が把握できるので、ぜひご覧ください。

ここでは、厚生年金を現在の受給額以上に受け取る方法として、以下の2つが挙げられます。

厚生年金の受給額を今よりも増やしたい方は、ここで解説した内容を参考にしてください。

厚生年金の受給額を高める方法として、60歳以上も厚生年金へ加入することが挙げられます。厚生年金は70歳まで働き続けて、保険料を納めていれば厚生年金の受給額に反映されるからです。

厚生年金は長期間保険料を納めていれば、受給額が増える仕組みになっています。そのため、60歳以上も厚生年金へ加入することで受給額が高まるのです。

厚生年金の受給額を高めたいのであれば、付加年金を納付するとよいでしょう。付加年金とは、第1被保険者か65歳以上の人を除いた任意加入被保険者の場合は、定額保険料に加えて付加保険料を上乗せすれば受給できる年金額を増額できます。

付加保険料は市役所か年金事務所の窓口、町村役場で申し込む必要があり、毎月400円納付しなければいけません。

もし、付加年金を納付した場合は、1カ月につき200円の付加年金として上乗せされます。例えば、付加年金に30年間加入した場合は、14万4,000円納付する必要があります。

その代わりに厚生年金の受給額が72,000円も向上するのです。厚生年金の受給額を高めたい方は、ぜひ付加年金の納付を検討してください。

http://research-online.jp/all/asset/15698/

http://research-online.jp/all/asset/15259/

http://research-online.jp/all/asset/14965/

厚生年金の受給額は、男女平均で143,965円です。ただ、厚生年金は年収によって大きく受給額に差があるため、厚生年金を高めたいのであれば年収を増やせるように努めなければいけません。

また、厚生年金の受給額を今よりも増やしたい方は、60歳以上も厚生年金へ加入したり、付加年金を納付したりする必要があります。ただ、厚生年金の受給額を増やすための施策を行ったとしても、将来がお金の面で不安になっている方も多いでしょう。

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