宇宙ビジネスの将来は?・世界中が加熱する理由や今後の市場予測

経済/ビジネス

はじめに

宇宙ビジネスの将来は一体どうなるのか、世界中が注目している今、民間人の宇宙旅行で巷を賑わすニュースが連続していますよね。お金儲けは地球だけではなく、もっと視野を広げこれからは宇宙も対象に。

夢が次第に現実化している宇宙ビジネスですが、将来の市場予測など気になるポイントをご解説していきましょう。

 

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宇宙ビジネスとはなに?

宇宙ビジネスの将来はかなり期待度が高いといわれていますが、そもそも宇宙ビジネスとはどのような分野があるのでしょうか。まず直接的なものとしては、人工衛星やロケットなどの機器や施設の設備や製造に関することがあります。

 

身近なところでは人工衛星を使ったデータ収集、太陽光発電など、地球で暮らす私たちの生活が便利になるビジネス業界も。また将来的に宇宙規模でビジネスを展開するためには、活動範囲を宇宙に広げるために人類は宇宙探索も必要になるでしょう。近年注目される宇宙旅行はリサーチ目的もありますので、この分野に含まれます。

 

 

なぜ宇宙ビジネスが加熱しているのか?

宇宙ビジネスの将来が期待されあちこちで加熱している理由は、宇宙ビジネスが「国家規模」から「民間規模」に規制緩和しているため。

日本はまだまだ先進諸国の中でも宇宙ビジネス分野では遅れをとっていますが、先駆けとなったアメリカ政府の政策変更により、国家で行っていた宇宙開発が民間企業に移ったことは、世界的に宇宙ビジネスの市場が注目される要因になったでしょう。

 

ロケットといえばアメリカのNASA。2005年にアメリカ政府は民間にスペースシャトルの後継機開発を委託。それにより世界各国で規制緩和が進んだ結果、民間企業がロケットを製造するなど、他州企業が宇宙ビジネスに参戦しているのです。

 

以前は国家安全保障の視点から、宇宙開発は国が行うものでした。宇宙からは他の国の様子も見え監視されてしまうため、宇宙開発は国家機密に。

しかし国だけではお金がなく、膨大なコストが必要な宇宙開発は、民間企業の助けが必要になったということなのです。

 

 

宇宙産業の内訳について

宇宙ビジネスの将来はロケットを作るだけではなく、あらゆる業界や分野が注目しています。宇宙ビジネス市場規模は約38兆円、そのうちロケットの製造はたった1.34%。

一般的な人の生活には、あまりロケット産業は身近ではありませんよね。しかし毎日使うインターネットやスマホ利用を考えると、人工衛星を利用するサービスは欠かせないものです。

 

通信・測位・地球観測の3つのサービスが主な人工衛星サービスは、宇宙空間なので嵐で電柱が倒れて電話が不通になるようなことはなく、時間や場所を選ばず安定して供給できることが特徴。

 

他にも衛生放送や衛星ラジオなども日常的に利用できるのは、土台に宇宙ビジネスがあるためなのです。38兆円という宇宙ビジネスの国際市場のうち、38%は衛生サービス、34%は地上設備、23%が非衛生産業、衛星製造は5%、ロケット打ち上げは1%という内訳になっています。

 

 

期待される分野は?

IT化は世界的に進む現代、地球上で暮らす人の40%、約30億人はまだ自由にインターネットを接続できない環境があります。その理由は、インターネットが海底ケーブルや地上ケーブルを使うため、採算のとれない発展途上国などではサービスが提供できないため。

 

宇宙ビジネスで期待される分野のひとつ、衛星を介したネット環境の整備はアメリカのスペースXが「スターリンク」という小型衛星で、地球をカバーするように配置するよう大規模な事業を進めています。

 

生活が楽になるだけでなく、このような事業には投資家やベンチャー企業が出資するため、さらにお金の動きも活発になり、宇宙ビジネスにとってもよいサイクルが生まれるでしょう。

日本では火星探査や小惑星探査機のはやぶさなどを民間企業がサポートして、さらに宇宙ビジネスが飛躍するステップになるとも考えられています。

 

 

日本は宇宙ビジネスの将来が期待できる!

宇宙ビジネスは、日本にとって成功しやすい理由がいくつかあるといわれています。まず日本は島国のため、ロケット発射後の切り離し後の落下物による事故を防ぎやすいこと。四方を海で囲まれている立地条件は、ロケット産業にもメリットになるでしょう。

 

また現在は、ロケットの部品や製造技術は国家の安全保障上で輸出入は厳しいものの、日本は昔から製造業が盛んで自動車産業は世界的に有名。

このスキルを活かして自国のロケット部品を作ることも将来的には可能になり、世界的に宇宙ビジネスを支える立場になる可能性もあるのです。

 

すでに国内では、北海道・和歌山・大分・沖縄の4か所で宇宙港の設置などを計画するスペースポートプロジェクトが動き出していますので、現実的に宇宙ビジネスを考える時が訪れているのでしょう。

 

 

まとめ

宇宙ビジネスの将来は、あらゆる分野で期待されています。宇宙に行ってみたいという儚かったはずの夢も近いうちに現実的になり、海外旅行のようにパッケージプランが登場する日も近いかもしれません。

 

AUTHORこの記事のライター

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