国が推進するキャッシュレス決済のメリットって?種類と特徴も解説

経済/ビジネス

はじめに

あなたは現金派ですか?それともキャッシュレス派ですか?

政府主導の還元キャンペーンは終了しましたが、感染症対策の流れもありキャッシュレス決済の利用者は増えています。

 

この記事では、キャッシュレス決済のメリット、そして種類と特徴について紹介していきます。

 

モバイル決済アプリPayPayのメリット・デメリットについては、こちらをチェック

PayPayユーザーが3,500万人を突破!キャッシュレス決済のメリット・デメリット

 

キャッシュレスで決済することのメリット

 

キャッシュレス決済とはその名の通り、現金以外の方法で決済をすることです。

年々、キャッシュレス決済の浸透率が上がっていますし、国としてもキャッシュレス決済を推進しています。

 

ここではキャッシュレス決済のメリットを行政及び銀行・小売店・消費者の3つの観点から見ていきましょう。

 

行政・銀行のメリット

まずは実際に紙幣や硬貨といった通貨の印刷・製造を行っている印刷局や造幣局の生産コストが削減できます。

これらの通貨の製造コストは年間で650億円以上にも。

 

キャッシュレス決済が普及し、新たに通貨を発行する必要がなくなれば通貨製造にかかるコストは削減され、その予算は他のことに使われます。

もちろん通貨の管理や維持にかかるコストも削減されます。

 

銀行においても現金を扱う窓口業務や店頭のATMが不要になります。

銀行は窓口を閉めたあと、資金の照合作業や輸送準備、送金といった現金に関わる業務を行っています。

キャッシュレスが浸透すると現金を取り扱う業務が減るので、コストの削減ができ、経営のスリム化につながります。

 

小売店のメリット

次にショッピングモールやスーパーマーケット、コンビニ、飲食店などの小売店について見ていきましょう。

 

多くの小売店の店頭にはATMが設置されていますね。

ATMの維持費には電力から始まり、警部会社に委託している現金の輸送や機械のメンテナンスなどが含まれます。

 

キャッシュレス決済が浸透すると、ATMの運用に必要な設置費から維持費がかからなくなります。

なぜなら、ATMそのものが店頭から不要になるからです。

 

また、レジで会計を担当するキャッシャーの人員も減らすことができるでしょう。

このように、小売店でもキャッシュレス決済の普及はコスト削減に大きく影響します。

 

もうひとつ大きなメリットがあり、それはインバウンド需要が見込めることです。

外国では日本よりキャッシュレス決済が浸透しています。

キャッシュレス決済を導入することで海外からの利用客の需要が期待できます。

 

消費者のメリット

最後に私たち消費者にとってのメリットを解説していきます。

 

まずは現金を狙った犯罪に巻き込まれるリスクが極めて小さくなります。

現時点でも治安の良い日本ですが、強盗に遭う可能性はゼロではありません。

その可能性が限りなくゼロに近くなるでしょう。

 

そして、キャッシュレス決済ではポイント還元などのお得な特典が得られます。

決済サービスが独自に展開している還元サービスが受けられたり、店舗や利用回数によってポイントがアップするといったキャンペーンもあります。

 

また、スマホアプリではクレジットカードと紐付けることで更に還元率が上がる仕組みのものもあります。

 

キャッシュレス決済でこれらのサービスを利用することで日常の買い物もお得になります。

 

キャッシュレス決済の種類と特徴

出典:ときわ書店

 

キャッシュレス決済と一言で言ってもその種類や使い勝手はいろいろです。

ここからはキャッシュレス決済の種類と特徴を紹介していきます。

 

クレジットカード

老若男女問わず、幅広い層の方が使っているのがクレジットカードです。

キャッシュレス決済の方法としては最もオーソドックスなものですね。

 

ネットショッピングではクレジットカードでの決済が主流です。

 

クレジットカードの発行には与信審査があります。

利用料金は後払いとなっています。

 

デビットカード

デビットカードは銀行の預金口座と紐付いたものです。

クレジットカードとは違い、発行の際の与信審査ありません。

利用料金は銀行の預金口座から引き落とされ、即時、決済されます。

 

モバイルウォレット(アプリ決済)

20~40代の方をはじめ、利用者が増えているモバイルウォレット。

スマホのアプリで決済できるのでお財布を持たずに買い物に行く、なんてことも。

 

また、アプリ内で使途の管理ができるものが多いので、家計の管理にも役立てることができます。

 

キャンペーン情報などもいち早くキャッチすることができますね。

 

モバイルウォレットはクレジットカードやスマホの使用料金と同一口座など、他の決済手段と連携させる必要があります。

 

QRコードやバーコードを読み込む(または読み込ませる)ことで支払いとなります。

 

電子マネー

スイカやパスモなど交通系の電子マネーが幅広い層に使われています。

 

与信審査がなく、決済もプリペイド式であることから高校生など若い学生にとっても身近なキャッシュレス決済となっています。

 

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事ではキャッシュレス決済のメリット、その種類と特徴について紹介しました。

 

キャッシュレス決済の方法を選ぶときは、還元率やよく利用する店舗で使用できるかどうかなどがポイントになります。

 

デジタル通貨の発行も近い将来に実現する見方が強くなっていて、キャッシュレス化の流れはますます強くなっていくものと思われます。

 

キャッシュレス決済を取り入れて、日々の買い物を賢くお得に済ませましょう。

 

AUTHORこの記事のライター

Research Online編集部は、年金対策や、税金対策、金融情報や経済ニュースまで、将来に漠然とした不安(何をしたらいいかわからない方)を抱えている方への役立つ情報を、取材、配信しております。

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