働き方のスタイルとしてリモートワークが根付いてきた昨今、ベッドタウンに注目が集まっています。
都心近郊の郊外で静かな暮らしを確保しながら働く、もしくは子育てをする暮らし方は1960年代〜1980年代にかけて作られた「ベッドタウン」がはじまりです。
では、なぜ今再びベッドタウンが注目され人気があるのか、魅力を解説していきます。
この記事の目次
ベッドタウンとは
ベッドタウンとは、都心に勤務している人が寝るために帰る街の総称です。
企業の多くは都心に集中していますが、勤務地の近くに自宅を構えるとなると、現実的ではありません。
そのため、高度経済成長以降に都心に通勤できる範囲内の街を整備した経緯があります。
しかしコロナ禍以降、人々の働き方が多様化した背景から「ただ寝るだけ」の街のベッドタウンから、住みやすさを追求しベッドタウンは変化を遂げています。(※1)
ベッドタウンが住みやすい理由
ベッドタウンが人気のある理由として「住みやすさ」があります。
都心から離れている立地ならではの、住みやすさの理由を3つあげましょう。(※2)
- 家賃が安い
- 子育てがしやすい
- 都心へのアクセスの良さ
住みやすさの理由をそれぞれ詳しく説明します。
家賃が安い
住居を構える場合、一番気になるのは家賃です。
郊外にあるベッドタウンは比較的リーズナブルな家賃で住め、土地も広めで家の間取りもゆとりがある物件が多いです。
賃貸ではなく住宅を購入する場合も、環境の変化が少なく資産価値の動きが起きにくいので、住み続けるには好条件といえます。
子育てがしやすい
次に子育てに関しては、ベッドタウンは家族層に配慮された街づくりがなされているので、公園や緑地が周りに多いです。
また、子育てに不可欠な託児所や小児科医などの施設が多くそろい、自治体の子育て支援サービスが充実している地域もあります。
都心へのアクセスの良さ
そして、なんといっても都心へのアクセスの良さは通勤だけではなく、休日のお出掛けなどを考えると、交通の便がいいという点は大きなメリットです。
また、駐車料金が安くマイカーを所有したいと考えている人にもメリットがあります。
人気があるベッドタウンはどこ?
実際にどこが人気のあるベッドタウンなのでしょうか。
東京都内と都内以外の人気があるベッドタウンを紹介します。
それぞれの特徴を参考に、どんな街が自分に合っているのか参考にしてください。
東京都内の人気があるベッドタウン
東京都内のベッドタウンは都心へのアクセスも良く、「都民」であるというステイタスの面を保持できるのがメリットではないでしょうか。
地域名 | 特徴 |
三鷹市 | 都心まで20〜30分。三鷹の森ジブリ美術館など文化施設が充実し大型商業施設もある。 |
調布市 | 新宿まで乗り換えなしで20分。サッカースタジアムなど遊び場が充実し、駅前にはショッピングモールや飲食店がある。 |
立川市 | 中央線の利用で新宿まで40分。都市のにぎわいと自然の豊かさが融合した地域。大型商業施設もあるが、自治体が農業振興を進めているので、農業をやってみたい人におすすめ。 |
都心から20分〜40分ほどで行ける距離感と、商業施設がそろっているので生活するには困らない東京都内のベッドタウンは人気です。
東京都内以外の人気があるベッドタウン
都内ではないですが、都心へのアクセスは複数の路線が走っているので不便はありません。
レジャーを近場で楽しみながら生活したい人や、地域密着型の生活をしたい人にはピッタリな生活環境が手に入ります。
地域名 | 特徴 |
神奈川県藤沢市 | 湘南新宿ラインで都心まで40分〜50分。江の島が近いためマリンスポーツが趣味の人におすすめ。駅周辺には商業施設があり生活には困りません。 |
千葉県松戸市 | 上野東京ラインで都心まで約30分。通勤通学にとても便利で、大規模な団地が多く教育熱心な街です。 |
埼玉県和光市 | 東武東上線で池袋まで急行で12分。有楽町線・副都心線は始発駅のため、通勤通学時は座って行けるメリットがある。駅前にスーパーが複数あり、農家が多い地域柄古き良きコミュニティー文化が残っている。 |
都内ではないとはいえ都心までのアクセスが非常によく、通勤通学には困りません。
都心から少し離れただけで自然が豊かな環境で過ごせるのは、日々の疲れを癒したり生活にメリハリをつけるには好条件です。
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まとめ
今回は都市近郊のおすすめベッドタウンについて紹介しました。
近い将来に引っ越しを考えている人や、仕事とプライベートを充実させたいと考えている人は、ベッドタウンに生活の基盤を移す選択肢もありだと思います。
コロナ禍が落ち着いた現在でも、働き方や生活の仕方は多様化しています。
どんな生活スタイルにも柔軟に対応できる都心近郊のベッドタウンは、今後も注目が集まるでしょう。
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