「資産運用・形成の1つとして、外国株投資を始めてみたい」
「外国株投資について知識を得たい」
こういった考えを持つ方は少なくないでしょう。
株式投資は国内株であっても一定の知識が必要ですが、外国株となると国の違いや貨幣の違いなども問題となり、より複雑です。
今回は、外国株の始め方について概要を簡単にお伝えしていきます。
「外国株投資を始めてみたい!!」とお考えの方は、参考にしてください。
この記事の目次
外国株とは
外国株とは、日本の株式市場以外の海外にある株式市場で取引されている株式です。
各国・地域の代表的な取引所は以下の通りです。
国・地域 | 取引所名 |
日本 | 東京証券取引所 |
アメリカ | ニューヨーク証券取引所 |
NASDAQ | |
ヨーロッパ地方 | ロンドン証券取引所グループ |
ユーロネクスト | |
ドイツ取引所 |
世界各国にある株式市場の中で最大規模を誇るのが、米国株式市場です。
米国にある株式市場・証券取引所は以下の通りです。
- ニューヨーク証券取引所
- NASDAQ
- シカゴ証券取引所
- ボストン証券取引所
- マイアミ証券取引所
- フィラデルフィア証券取引所
- ナショナル証券取引所
この中で、ニューヨーク証券取引所とNASDAQは世界中の株式市場の中でも最大規模となっており、多くの株式が取引されています。
そのため、外国株=米国株といった認識になる場合が多いです。
米国株の主な株価指数とは
株価指数とは、取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すもので、株価の動きを長期的に評価する際に用います。
米国株の場合、代表的な株価指数は以下の3つです。
- NYダウ
- NASDAQ総合指数
- S&P500
簡単にそれぞれについてお伝えします。
NYダウ
NYダウの正式名称は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均です。
アメリカの代表的な銘柄30種で構成され、世界で最も使用されている株価指数です。
NASDAQ総合指数
NASDAQ総合指数とは、ナスダック市場に上場している全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。
ハイテク業界の動向を示す指標として利用される機会が多い点が特徴となります。
S&P500
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500の銘柄を時価総額で加重平均した指数です。
外国株の始め方
ここでは、外国株の始め方についてお伝えします。
外国株式は基本的に以下の3つのステップを経て始めていきます。
- ネット証券で口座を開設する
- 資金を入金する
- 銘柄を選択し購入する
それぞれについて順番に内容をお伝えしていきます。
1.ネット証券で口座を開設する
まずは、外国株式の取り扱いのあるネット証券で口座を開設します。
外国株式の投資をメインで解説する場合、外国株式の取り扱いが多いネット証券がおすすめです。
SBI証券、マネックス証券や楽天証券などは外国株の取り扱いが豊富です。
開設するネット証券が決まれば解説手続きに移ります。
証券口座を開設するためには、マイナンバーカードなどの身分証明書が必要となるため、事前に準備しておきましょう。
2.資金を入金する
外国株の決済方法には円と外貨の2種類あります。
円決済は円を使って外国株を購入する方法で、証券会社が両替をしてくれるため、投資家自身で両替をする必要がありません。
外貨決済は、投資家自身で両替をし取引を実施します。
自分で両替をする場合は手数料はかかりませんが時間がかかり、証券会社に依頼する場合は手数料はかかりますが、時間はかかりません。
どちらも一長一短あるため、どちらを選ぶかはあなた次第です。
3.銘柄を選択し購入する
口座に資金が入れば後は実際に購入するのみです。
外国株は1株から所有可能なため、1株単位で保有できます。
購入する株式が決まれば、証券会社の手続きに従って購入の手続きを進めていきしょう。
注意すること
外国株、とりわけ米国株における注意点を4つお伝えします。
成長株は無配が多い
米国の成長企業の多くは配当として社外へ流出させるよりも、内部留保し企業の成長への投資へ回す場合が多いため、注意しましょう。
値幅制限がない
米国株には日本株と違い、ストップ高やストップ安といった概念がありません。
日本の場合はストップ高やストップ安により取引に制限がかかり、大幅な損失を被る機会は少ないですが、予想外の大幅な変動で大きな損失を被る可能性があります。
為替の影響を受ける
米国株の場合、株の値動きで儲けを得た場合でも、株価の影響で損失に転落する可能性もあるため注意が必要です。
決算の影響を大きく受ける
決算発表は株式市場の終了後に発表される場合が多く、翌日の株式市場の開場時間に大幅に値動きする可能性があります。
予想外の損失を回避するためにも時間外取引の手続き方法を知っておきましょう。
http://research-online.jp/all/asset/15747/
http://research-online.jp/all/asset/15780/
http://research-online.jp/all/asset/15850/
まとめ
「外国株式に興味がある」
「資産運用・形成の手段の1つとして、外国株に興味がある」
考えてはいるけれど、実際に行動に移せていない方は多いのではないでしょうか。
今回は、外国株式の始め方についてお伝えしました。
外国株式を始めてみたいとお考えの方の役に立てば幸いです。
また、自分で調べてわからない場合は、資産形成・運用の専門家からの意見を見聞きするのも非常に有効な手段の1つです。
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