paypayなど、最近では年齢を問わず電子マネーを利用する人が増えてきました。
しかし、このようなキャッシュレス決済を使用するのがいまだに不安に感じる方や、電子マネーなどのキャッシュレス決済自体がよくわからないという方も多く、現金派を貫いている場合も多いのではないでしょうか。
本記事では、現状で現金や電子マネーを使用している人がどのくらいの割合でいるのか、またそれぞれにどんなメリットやデメリットがあるのかなどを、お伝えしていきます。
支払った分ポイントとして還元されて、圧倒的にお得な電子マネーを使わない手はありません。
順に解説していくので、ぜひ参考にご覧下さい。
この記事の目次
どれで支払っている人が一番多い?(※1)
経済産業省の算出によると、2021年のキャッシュレス決済比率は32.5%です。現時点では現金を使用している人は、いまだに半数を超えていることがわかります。
キャッシュレス決済の内訳は、クレジットカードが27.7%、デビットカードが0.92%、電子マネーが2.0%、コード決済が1.8%でした。
2015年からの推移は以下の通りです。
年 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
クレジット | 16.5% | 18.0% | 19.2% | 21.9% | 24.0% | 25.8% | 27.7% |
デビット | 0.14% | 0.30% | 0.37% | 0.44% | 0.56% | 0.75% | 0.92% |
電子マネー | 1.5% | 1.7% | 1.7% | 1.8% | 1.9% | 2.1% | 2.0% |
コード決済 | - | - | - | 0.05% | 0.31% | 1.1% | 1.8% |
計 | 18.2% | 20.0% | 21.3% | 24.1% | 26.8% | 29.7% | 35.5% |
経済産業省は将来的にキャッシュレス決済の比率を、世界最高水準の80%まで上昇させることを目指しており、2025年までには40%との目標を掲げて、キャッシュレス決済の推進に取り組んでいます。
目標の実現に向けて、今後も定期的に算出を行い公表していくとのことです。
現金のメリット/デメリット
今まで現金を使っていくことにデメリットはないように感じますが、実はデメリットが多い現金決済。
メリットとデメリットを順に解説していきます。
現金決済のメリット
現金で日常的に決済を行うメリットは、使いすぎを防止できることがあげられます。
Suicaなどの電子マネーが使われ始めた時に誰もが感じたことだと思いますが、電子マネーは代金を支払っているという感覚が薄く、人によっては使い過ぎてしまった経験があるのではないでしょうか。
キャッシュレス決済に比べて、現金を支払うことは消費をした感覚を十分に味わうので、現金のみで生活をすると使い過ぎを防ぐことができます。
現金決済のデメリット
以下が現金決済のデメリットです。
- ポイントがつかない
- 支払い時に手間がかかる
- 感染症などの衛生的な問題がある
- 盗難のリスクがある
世の中のキャッシュレス化が進むことによって、現金が使用できない店も増えてくるでしょう。
また、コロナ2019の流行で、現金の衛生的な視点も問題になりました。そのような観点からみると、電子決済のほうが優れていると言えるでしょう。
カードのメリット/デメリット
カードのメリットは、使用できる店舗が多いことがあげられます。また海外での決済にも対応しているブランドも多いため、頻繁に日本をでる人にとっては使いやすい決済方法だと言えるでしょう。
デメリットはカード番号を知られたり、紛失・盗難されたりすることで悪用されてしまうことです。
ネットショッピングでカード番号や暗証番号をハッキングされて、悪用されるケースが近年非常に増えています。
また、クレジットカードをもつには安定的な収入がある会社員以外は審査が通りづらい傾向があります。
誰でも持つことができない点は、大きなデメリットの一つだと言えるでしょう。
電子マネーのメリット/デメリット(※2)
電子マネーはpaypayやSuicaなどの電子型決済サービスです。
クレジットカードは基本後払い型の決済ですが、電子マネーは基本的に以下のような支払い方法です。
- 先払い(プリペイド式)
- 後払い(ポストペイ型)
- 即時払い(デビット型)
電子マネーのメリットは支払いが手軽にできる点や、ポイント還元などがあげられます。
paypayでは地域ごとに期間限定のポイント還元を頻繁に行っており、利用者も多い電子決済です。
また支払ったデータがすべて履歴で残っており、管理もしやすい点も特徴で、残高やポイント数などを手軽にスマホで確認することができます。
デメリットは、インターネット環境が必須になることです。通信障害などがおきると決済ができないので、支払い手段は現金かカードのみとなってしまいます。
事前にチャージをすることも必要で、それが手間だと感じる人も多いでしょう。
また、基本的にチャージした金額は現金に戻せません。操作を誤って予定よりも多くチャージしてしまうと元に戻せないので、よく金額を考えてからチャージする必要があります。
http://research-online.jp/all/save/15876/
http://research-online.jp/all/save/15785/
http://research-online.jp/all/save/15738/
まとめ
キャッシュレス決済が主流になってきたと感じる方も多いと思いますが、お伝えした通り全体でみるとまだ半分にも満たない割合です。
普及してきているとは言え、都会と地方では大きく格差があり、田舎の商店などでは現金のみしか取り扱いがない店も多くあります。
経済産業省は今後もキャッシュレス決済を推進していくことを公言しているため、今後ますます普及していくことが予想されるでしょう。
電子マネーに抵抗を感じている方も、ご自身の使いやすい決済サービスから試してみてはいかがでしょうか。
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